Nica

⚠️BL感想文は題名を「」で表示してます。 それ以外はエレガントな駄文です。

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最近の記事

今年の抱負

お正月休みは「BL1人駅伝」と称して ひたすら漫画に没頭していた。 TVのお正月番組は、地震関連の特番に切り替わっていたし、 電子書籍サイトはここぞとばかりに年末年始の値引きクーポンを出していて「今読まずにいつ読むねん」状態。 楽しみにしていた新作や、完結するまで待って一気に読みたかった作品、買ったつもりでいたけど何処にいったか分からなくなった名作、、、などなど。 作品がアタリだった時は、作者買いでどんどん買い足していく。 悪い癖だが、お正月なのでヨシとした。 で、テ

    • 「ワンルーム エンジェル」

      前回の感想文から随分と間があいてしまった。 サボっていたわけではない。 おせっせと読んでいたし書いていた。 溜め込むだけ溜め込んで、もよおしているのに出せない。アウトプット出来ないもどかしさは、便秘に似ている。 問題は「何故そんな下品な例えしか出来ないのか」ではなく「何故そんな不健全な事態に陥ってしまったのか」だ。 原因は、自分で決めたここのルールだ。 「感想文の対象は、完結した作品に限る」 (お暇な方は「はじめに」参照) いそいそ感想文を書いていたら、なんと対象作

      • ザ・ファースト スラムダンク 【⚠️ネタバレ】

        バスケが嫌いだ。 井上雄彦先生の絵は大大大好きだけど、 バスケは嫌い。 なので「バカボンド」は読んでるけど、 「スラムダンク」は読んだ事がない。 そんな生ヌルいオタクが、何の予習もせず 「ザ・ファースト スラムダンク」を観た。 正真正銘「ファースト」スラムダンクだ。 気にはなってはいたけれど、いかんせんバスケが嫌いなので、人にすすめられても適当にかわしていた。 しかし先日、ちょっとした事件があった。 何をトチ狂ったのか「休日なのに張り切って出勤」してしまったのだ

        • チェリまほ THE MOVIE 【ネタバレ注意】

          「男女のラブシーンはOKなのに、なぜ同性同士だと濁すのか。逃げではないのか?」という意見をネットで見た。 実は、会社の同僚(ゲイ)も似た様なことを理由に「期待を裏切られるのが怖くてまだ観に行けてない」と言う。 ワシもLGBTQ+の中の人やし、ドがつく変態やから、この手の意見には同意しかない。 分かりすぎるほど分かる。 だ、け、ど、も、 だ。 そこを濁しているからと言って「観ない」と言う選択は、あまりに勿体ないとは思わんか。 「性的嗜好」と「性的

        今年の抱負

          幽霊

          自宅マンションの隣に小さな葬儀屋がある。 そう言うと、大抵「なんでそんな所に住んでんの。物好きやな。」と呆れられる。 確かに、霊柩車が発進する時の長いクラクションで飛び上がりそうになるし、お坊さんの読経がフルボリュームで聞こえてくるので、流石に「好立地」とは言えないが、もう慣れた。 これから書く話は、15年ほど前のちょうど今頃。 まだ「慣れてなかった頃」の話だ。 ◆ 正午過ぎなのに、日没寸前の様に薄暗い日だった。 当時の私は、カーテンの隙間から入り込む冬の弱々しい

          幽霊

          「僕のおまわりさん」

          人は2種類しかいない。 「変態か、ド変態か」だ。 (「声に出して読みたいニカ・ビーエルスキー名言集」より) ワイは、職場でもスタバでも、なんならスクールゾーンでも心は全裸監督だが、BL本を店舗で買う時は「星を継ぐもの」や「カラマーゾフの兄弟」などの「隠れ蓑文庫」を同時購入する、諦めの悪いド変態だ。 先日、大型書店のレジに並んでいたらこんな事があった。 列の前方で、中年男性が本のページをニヤニヤしながらめくっている。 支払いが済むまでのたった数分間ですら惜しい!待ち

          「僕のおまわりさん」

          「気まぐれなジャガー」

          やっと6月が終わった。 推しているBL作家さんが、偶然お二方とも連載をお休みした魔の6月。 辛すぎてお星様になるかと思った。 BLで負った傷は、BLでしか癒せない。 (はい名言出ました) とりあえず、商業、創作関係なく普段手を出さない様な作品から、何度も読みたくなるお気に入り作品まで一心不乱に読んだ。 今回は、そんな瀕死のワイを癒してくれたお気に入りのリピしまくり作品「気まぐれなジャガー」 作者はウノハナ先生。2人組でいらっしゃるので、正確にはチーム ウノハナな

          「気まぐれなジャガー」

          「潮騒のふたり」

          たとえば。エンドロールが終わり、館内も明るくなっているというのに、席を立てないまま放心状態でスマホを握りしめている全裸のオバチャンがいたらどうだ? 可哀想だろ?気の毒だろ?少しでもそう思ってくれたのなら最後まで読んでくれ。そしてBL大好きと言ってくれ。 ◆ 「潮騒のふたり」遠浅よるべ フルールコミックス ナンセンスラブコメBL「ばらとたんぽぽ」(以下ばらたん)の作者、遠浅よるべ先生の作品だ。 それは間違いない。 間違っちゃいないんだが「ばらたん」とは衝撃的に毛色が

          「潮騒のふたり」

          【はじめに】 BL感想文の5秒前。

          正直、「感想文」ほどつまらないジャンルは無いと思っている。 対象作品を知らないと、なんのこっちゃ分からんし、知ってたとしても「へぇ。君はそう思ったんや?ワイはちゃうけどな。」で終了だ。 なにこの不毛なカテゴリー! ──だがしかし、だ。 ワイは書くやで。 自分による自分の為の記録として。 All for One!One for All 形式で言うと、 完全にワイ for ワイだ。 ◆ 「まるで1本の映画を見たかのような錯覚に陥る」 「ささる」 お前はそんな

          【はじめに】 BL感想文の5秒前。