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クイズ:どちらがAIの作品でしょうか?

マイクロソフトのBeingで短編小説を書いてもらったんですが、そのクオリティがめちゃくちゃ高かったので、共有したい!!

でも普通に共有するだけでは面白くないよなと思ってこんな企画を考えました。

クイズ、どちらがAIの作品でしょうか!

パチパチパチパチ。

このためだけに短編小説を書きました。

だから一問しかないので楽しんで!

ちなみに英語でチャットをしていたので日本語に翻訳する際に最低限の手は加えていますのでご了承ください。

それでは問題!AとBのどちらがAIの作品でしょうか。

Aの小説

地球上で最も奇妙で混沌とした場所、クレイジー・タウンへようこそ。
ここでは、何が起こるかわからないし、たいていのことは起こる。
クレイジー・タウンの市民は、物理法則、論理、常識がしばしば無視される、絶え間ない狂気の中で生きることに慣れている。

ある日、クレイジー・タウンに新しい市民がやってきた。
彼の名前はボブで、普通の、まともな、退屈な人間だった。
クレイジー・タウンに引っ越してきたとき、彼は自分が何に巻き込まれているのかまったく知らなかった。おかしな名前の普通の町だと思っていたのだ。
しかし彼は間違っていた。

クレイジー・タウンでのボブの初日は悪夢だった。
目が覚めると、巨大なニワトリが窓をつついていた。
外に飛び出すと、ピンクの象の群れが通りを駆け抜けていくのが見えた。
車に乗ろうとしたが、ホイップクリームとスプリンクルで覆われていた。
代わりにバスに乗ることにしたが、バスの運転手はしゃべるバナナで、ピーナッツで支払いを要求してきた。
ボブはピーナッツを持っていなかったので、職場まで歩かなければならなかった。

通勤途中、ボブはさらに奇妙でおかしなことに遭遇した。
ペットのワニを鎖につないで散歩させている男。
ベーコンでできたドレスを着た女性。
チェーンソーでジャグリングをしながら一輪車に乗るピエロ。
ドーナツ屋の上空を飛んでいる空飛ぶ円盤。
噴水の中を航行する海賊船。
公園でロボットと戦う忍者。
動物園でホットドッグを食べる恐竜。

ボブは恐怖し、混乱した。
夢を見ているのか、幻覚を見ているのか、それとも気が狂っているのか。
ようやく職場に着いたが、そこは普通のオフィスビルだった。
彼は、この中で正気と秩序が保たれていることを期待した。
やはり彼は間違っていた。

オフィスの中でボブは巨大なテディベアの上司に会った。
ボスは彼をクレイジー・タウンに歓迎し、抱きしめた。
ボスは彼に、自分の仕事はクレイジー・タウンの物語を書くこと、そしてできるだけクレイジーにすることだと言った。
ストーリーがクレイジーであればあるほど、より多くのお金を稼ぐことができるという。
クレイジー・タウンは住むには最高の場所で、絶対に離れたくないと彼はボブに言ったのだった。

ボブはショックを受け、言葉を失った。
クレイジー・タウンの物語をどう書けばいいのか、なぜそれを読みたがる人がいるのか、まったく見当がつかなかった。
クレイジー・タウンでどうやって生きていけばいいのかも、なぜ誰もがそこに住みたがるのかも、まったく見当がつかなかった。
もはや、何をすればいいのか、何を言えばいいのかもわからなかった。
ただ家に帰りたかった。

でも帰れなかった。
彼は地球上で最も奇妙で混沌とした場所、クレイジー・タウンから抜け出せなかった。
そして、彼はそれについての物語を書かなければならなかった。

Bの小説

クラスメイトの前野君は宇宙人だ。
去年の春にわたしの学校に転校してきて、今年、同じクラスになった。
ふと見ただけでは他の男の子と見分けがつかない。
頭から触角のようなものが2本生えているけど小さくて細いから目立つこともない。
特殊能力みたいなものはもっていないらしい。言葉も価値観も目の色も肌の色も、「変わっている」という噂を聞いたことがない。

そんな彼と偶然にも席が隣になってしまった。
それも二回連続で。
友達の由紀が、同じ人と2回連続で隣の席だなんて運命じゃんといったとき、心の底からくだらないと思った。だけど、そんな考えはおくびにも出さずにまさかと返した。
わたしと前野君の関係は知り合いでしかない。
彼がもっとわたしの生活の淡白な日常をうめつくしてくれるような何かを持っていたらと思ったことはある。
でもそんな物はきっとない。
またとなりだねと話しかけても、かえってくるのはそうだねと気のない返事だけ。
彼から話しかけては来ないし、それ以上会話が続くことはない。
だから席に座った後に前野君が11.1%だよと言ってきたことには驚いた。
なんの話、と聞くと同じ人と2回連続で隣の席になる確率と返ってきた。
おもっていたより高い。
男女が隣り合わせになるっていうルールが無ければ5.7%くらいだと前野君は教えてくれた。
へえ、それだけでそんなに変わるんだ。
「前野君って数学得意だっけ。」
あれ、わたし何でこんなこと聞いてるんだろう。興味があるわけでもないのに。
わたしの無駄な質問は前野君の口から予想外の言葉を引き出した。
「いや、確率と統計だけは直感で分かるんだ。僕の住んでた星だとそれが普通なんだ。だからそれ以外は全くできないよ。」
人には言ってないから言わないでねと前野君は付け加えた。
突然目の前に現れた非日常にわたしの興味はふつふつと沸き始めた。
「それって数学の問題以外にも使えるの?」
「うん、自動販売機のルーレットの当たる確率とか、次の授業が休みになる確率とかもわかるよ。」
口から疑問があふれだした様子はまるで洪水。
気が付けばわたしは前野君を質問攻めにしていた。
残念なことに25%で休みになる授業が遅れて始まってしまったので、きりの悪いところで会話は中断し、余った疑問が胸につっかえた。

前野君いわく彼の惑星では生存競争に打ち勝つため本能的に確率と統計ができるようになった。だから、高校数学の問題くらいまでなら計算せずともわかってしまうらしい。
でも、確率や統計といった概念はその星では確立されてはいないらしく、発展した地球で先進的な技術を学ぶために留学してきたのだそう。
この話を聞いたときに思わず舞姫か!と突っ込んでしまい、前野君に僕はあんなにクズじゃないよと反論された。前野君が舞姫の内容を知っていることにも驚いてしまった。
わたしにはどうしても一つだけ聞きたいことがあったけど、その日の休み時間は由紀たちの相手で手一杯で、時間をつまらないことに費やした。

結局話すことができたのはひとりで帰る前野君を見つけて、皆から離れて声をかけたときだった。
「前野君、あのさ、あとひとつだけ聞きたいんだけどいいかな?」
え、ああ、と答えた前野君の表情は迷っているように見えた。
でも、ここまで来て引き返すわけにはいかない。
「なんでわたしにだけ確率のことを教えてくれたの?それも確率とか統計できめたの?どうしてわたしの確率だけ高いの?」
そう、先ほどの質問で彼はいつも幸せになるよう確率に従っていると教えてくれたのだ。
このことを授業中に思いついてからわたしはずっと居ても立っても居られなかった。
「うん、確率で決めた。でも、その理由は君と、・・・・・・やっぱりいいたくない。」
ええええええええええええ、と明らかに場違いな声をあげて前野君に詰め寄ると、前野君は顔を赤くして走って行ってしまった。
この日、彼は初めて確率に背いた。
仲良くなりたいからと言えば99%成功するとわかっていながら。

どうです、皆さんはわかりましたか?

いつも僕の記事を読んでいる人なら文の癖で分かってしまうかもしれません。

では、お待ちかねの回答です。












正解

正解は・・・・・


Aでした!

どうです、Aの小説凄いでしょ。

何で僕が威張ってるのかはわかりませんが。

いやー、このくらいの文章をポンポン作られたら勝ち目無いなぁと思います。

もともとこのテーマを与えたのが僕なので、僕っぽい文章にはなっているんですが、何せ文章がきれいすぎる。

もう少し文体を崩して書けばいいのに。

昨日、出してなかったお詫びも込めて、今回は少し楽しそうで書くのが大変な記事を描けたかな。

Bの感想もちょーだーい(笑)

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