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Linuxを学び続けるため分水嶺を越えて

Linuxを学び続ける時の分水嶺

学び始めた時は、誰でも夢中になれる。
寝ても覚めても、学んでいることが頭から離れない。
夢に出てくるほど没頭している。
そうした状態は、何年くらい持続するだろうか。
語学だったらどうだろう。
ある日、急に限界を感じて挫折することはないだろうか。
学びには、必ず壁がある。
「壁は自分で作ったものだから、自分で壊すしかない」と、言われる。
それでも、壁を乗り越えるのは容易ではない。

GUIとCUIの違いが大きな壁

Linuxを学び始めた人が、必ずぶつかるのが、コマンドラインでの入力だ。
コマンドラインでの経験が皆無の人は、これでLinuxの学習は挫折する。
(1995年以前にパソコンを始めた人は、DOSで経験済みのはず)
今のOSは、コマンドラインでの入力は想定していない。
使うのは一部の人だけだ。
普段は、「GUI」と呼ばれる画面に表示されているアイコンやボタンなどの絵や図形などをクリックやタップし操作している。
アイコンやボタンだから、マウスだけで操作が出来る。
ところが
「GUI」以外に、「CUI」と呼ばれる操作方法もある。
「CUI」はコマンドと呼ばれる文字列を入力することで操作する方法。
分かりやすいということで、一般向けには「GUI」が用いられている。
winodws10やiosのデスクトップはGUIの環境だ。
もちろん、LinuxもデスクトップはGUIである。
Windowsにも、"ファイル名の実行"か、もしくは"プログラム"からのCUI環境がある。
しかし、Linuxの場合は、よりCUI環境が身近である。
Linuxのデスクトップでは、システムツールの中に「端末」の項目がある。
「端末」をクリックすると、コマンドラインと言われる画面になる。
en@gon-FMVNP2PL:~$
:の前の文字列は、ユーザー名とホスト名を表している。
つまり自分である。
そしてカーソルが点滅しているが、そのカーソルへの入力を待っているのである。
この当たりの細かいことは、以下のサイトを参考にして欲しい。
https://linuxfan.info/ubuntu-open-terminal-emulator
確かに、初心者には、コマンドラインを見ただけで、ぞっとするだろうが、是非この画面に慣れて欲しい。

なぜCUI(コマンドライン)が必要なのか

不足を補う
例えば、Kdenliveをデスクトップ上でインストールしたとする。
起動時に、不足のコーデックがあるとする。
こういう時、不足したコーデックをコマンドライン上でさっとインストール出来る。
その時には、ユーザーではなく、rootという管理者になる。
使うのは、sudoである。
sudo apt insatall コーデック名
これでOKである。
sudo apt insatall インストールしたいファイル名
思っていた以上に簡単。
やってみると、実は簡単だったと言うことがある。
実は、コマンドライン入力もそれだ。
OSのインストール後に、インストールしたドライバーの認
この問題が、初心者の一番頭の痛い所。
例えば、デスクトップのパソコンを使ってUBUNTUを利用していたとする。
有線でインターネットに接続していれば良いが、USBの無線ラン子機を利用することになったとしよう。
始めから接続したら、すぐ認識すれば問題はない。
認識しなければ、ドライバーをインストールする必要がある。
Realtek RTL88x2bu無線子機を例に、インストールの方法を以下に記す。
検索でGithabサイトへ。
ドライバーのフォルダーをダウンロード
zipファイルを解凍
解凍先でコンソールに入る
make clear
make(makeには時間がかかる)
sudo make install
reboot
Githubのサイトには、必ずドライバーがある。
これは、初心者には結構苦労だが、説明書のコマンドラインをコピペして順番に実行すれば良い。
途中、makeコマンドで少し時間がかかるけれど、じっと待つ。
これだけ。
GUIより短時間で、色々なことが実施できる。
問題が出た時、CUIで調べたほうが分かりやすい
まだまだ、CUIの優位性については色々あるが、今回はここまで。

Linuxの道はどこまでも続く

学びの途中には、分水嶺がある。
それを越えなければ、次への道はない。
そこへずっととどまるだけだ。
Linuxの奥は深い。
せっかく、Linuxの道を歩き出したのだ。
ぜひ、ずっとずっとLinuxの道を歩き続けて欲しい。

旗じいの話を、最後まで聞いてくれてありがとう。
Linux(ubuntuやMint)は、本当に良いOSだ。
それは間違いがない。
Linuxを少しでも触ったら、もう少しだけ勉強をして欲しい。
きっと、Linuxの素晴らしい世界に、触れることが出来るはずだ。

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