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老後は毎日が実験

理科系は実験が好きだ

理科系の考えを持つ人は、実験が好きだ。
わたくしも、その系統で、実験が好きだ。
最近は、人体実験に夢中である。
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布団なしで寝てみる


今冬は、布団なしでどこまで過ごせるか、これが実験対象である。
もちろん、実験に参加しているのは、本人だけで、家族は冷ややかな目で見ている。
子供が、小さい頃は、真冬にベランダで寝袋に入って寝たこともある。
子供の冬休みの体験で、一緒に夜空を見ながら寝た。
寒かったけれど、冬山登山のテントでの就寝と同じだった。
今は、老人なので、ベランダで寝ることには興味がない。
それで、別のことに挑戦をすることになった。
今冬、布団では就寝しないことを目標にしてみた。
下は、薄手のマットにシーツを敷いたもの。
上は、ペラペラの上かけに毛布を2枚で、挑戦である。

10度以下になると、ちょっと寒い

10度以上なら、まあまあである。
普通によく眠ることが出来る。
時々寒いかなと思うけれど、眠ることは出来る。
この時、着ているのは、半袖シャツとパンツに、冬用のパジャマである。
もちろん靴下は履いていない。
10度以下になると、3時頃寒さで眼が覚める。
寒さを感じるのである。
起床時間の4時まで、寒さに耐えながらうつらうつらしている。

室温10度くらいになった時の、防寒対策

寝ている時に寒いのはストレスである。
それで、長袖のシャツと股引を履くようになった。
厚手の靴下を履くようになった。
そして、毛布の上へ、薄い敷物をカバーとしてかけた。
この効果は、著しくて、寒さをあまり感じなくなった。
朝まで、ぬくぬくと寝ることが出来た。
この時の外気温は、3度くらい。

問題は、室温が6度位の時

外気温が、零度になるのは、年にわずかしかない地域に住んでいる。
例年までは、布団をかけていたので、大丈夫だったけれど、
今冬は実験があるので、布団は使えない。
学問の探求は厳しいものである。
特に、人体実験を伴う場合は、人の命がかかっているだけに熟考を要する。
1年のうちで一番寒い時期を乗り越えれば、達成感に満たされる。
布団を使ったら、敗北である。
で、どうするか。
まずは、毛糸の帽子を被ることにした。
そして、毛糸のチョッキを着ることにした。
それでも不安なので、薄いマットを布団の上からかぶせた。
実際に寝てみた。

外気温が0度で氷が張った朝

ここ数日間外気温が0度の時、朝の室温は大体6度である。
朝方、トイレへ行く時、寒さを感じるけれど、また寝ることが出来た。
全く寒さを感じないで寝ることは出来ないけれど、熟睡している。
金持ちなら、こういうせこい耐乏生活を送ることはない。
大金持ちは、家全体をセントラルヒーティングで暖めている。
どう転んでも、これから先死ぬまで金持ちになれそうにないから、
工夫をして生きていくしかない。
長寿の人が、セントラルヒーティングのある生活をしていたとは思えないから、
寒さに耐えるくらいでちょうどいいのかもしれない。

攻めの老人生活

生活に対して、自分から攻める姿勢を持ちたい。
泣き言を言う前に。生活の工夫や改善をしてみたい。
これをわたくしは、実験と言いたい。
料理などは、まったくもって実験そのものだ。
実験をしていると思うと、わくわくした気分になる。
初めて調理をする食材を手にすると、未知との遭遇そのものだ。
反対に、受け身の生活を送っていると、不安ばかりが心の中で不用意に膨らむ。
自ら進んで、生活そのものを実験化すると、楽しくなる。
心の中に実験から得られたデーターを持つことは、小さいけれど自信につながる。
いつまでたっても、前向きは必要な生活要素なのだ。

暑い寒いを生き抜いて1年が終わる

熱中症で年間755人の人が亡くなり、凍死で1225人の人が亡くなっていると言う。
毎年の暑さ寒さは、老人の乗り越える壁だ。
ただ、暑さ寒さを呪い文句を並べても、生きている甲斐がない。
四季のはっきりしている日本では、昔から寒い冬と暑い夏を誰もが乗り越えてきた。
きっとご先祖は、生活を改善し工夫を重ねたことだろう。
昔に比べたら、現代はずっと生活しやすいし、余裕もある。
だから、少しくらい暑さに耐え寒さに耐えないでは、耐性のない体になってしまう。
楽しく我慢できるなら、少しは我慢も覚えたほうが良い。
進んでやる我慢は楽しい。
我慢が楽しく出来るなら、もっともっと我慢を工夫していきたい。

旗じいの話を最後まで聞いてくれてありがとう。
春はまだ遠いけれど、今冬も何とか工夫をして寒さを乗り越えられそうな気がしてきた。

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