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LINEにがんじがらめにされている

LINEのトークを開いた時に出てくる広告が、とても不快である。
あまりに気分が悪いので、
今後表示されないことを願って右上の🚫のボタンを押すが、
まったく改善の余地は見られない。
それどころか、🚫のボタンがうまく押せず、
うっかりそのサイトが開いてしまったりするから、
運営サイドに興味があるというふうに受け取られてしまい、
さらにその手の広告が表示されるようになったりもする。
毎度毎度、これの繰り返しである。
気にならない時は、全然平気なのに、
一度気になり始めたら最後、🚫を押さずにはいられないし、
うまく消えないととてもイライラする。
もうLINEを使いたくない!とさえ思うが、
LINEはあまりに私の生活に深く入り込んできていて、
そうそう簡単に手を引くことを許してはくれない。

数年前に「スマホ脳」という本を読んだ。
その本には、当時の私にとって
あまりにセンセーショナルな内容が書かれていた。
特に、「いいね」の開発者の、
 自分は恐ろしいものを開発してしまったと
 夜中にうなされて汗びっしょりになって目覚める
というニュアンスの一文は、今も私の心を一層捉えて放さない。

この本を読んだ直後、私はなんだか恐ろしくなって
Facebookとinstagramとtwitterを一気にやめた。
アプリを消しただけでなく、アカウントごと削除してしまった。
最近は、お店の営業情報などをinstagramのみで発信しているところも多くなってきていて、たまに不便に感じることはあるけれど、
今のところ、またアプリを入れようとまでは思わない。
それほど、Facebookとinstagramとtwitter(X)のない生活というのは
私にとって快適なのである。

この3つは消せても、LINEだけは消すことができなかった。
友人・知人との連絡手段として使うのに、とても便利だからだ。
LINEには連絡手段以外にもいろいろコンテンツがあるようだけど、
私はそれらには一切手を出していない。
それでも、私の生活には切っても切り離せない存在であることは間違いない。

せめてLINEも有料が選択できるようになればいいのに。
この不快な広告を見ずに済むのなら、私は喜んでお金を払うだろう。

あぁ、LINEをやめられたらどんなにいいだろう……。
こんなことを夢想してしまうのだから、
結局私は、LINEにがんじがらめにされてしまっているんだろう。

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