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方言について専門家の話を聞いてみた

昨日、方言の会のメンバーさんが教えてくれて
駆け込みで申し込んだこちらの研究会

▲   ▲
タイトルに沖永良部とありますが、
東北やアイヌの言葉も扱っていました🥰

今日の午後の部分しか
リアルタイムでは参加できませんが、
初めて専門家の方のお話しを
聞けることにワクワクしました

初日の今日は、解説というよりも、
方言の聞き比べがメインのように思います。

今回取り上げられていた方言は、
奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島(東部、中部、西部)、
与論島の方言、アイヌ語(沙流)、東北被災地方言(青森県八戸地方・
宮城県名取地方)、八丈方言、沖縄方言、宮古方言、八重山方言、
与那国方言、アイヌ語(白老、十勝、旭川、浦河)
でした。

沖永良部島に3種類、アイヌ語で4種類!
日本には、こんなにたくさんの方言があったなんて
知らなかった…

聴き比べの前に、琉球諸語を研究されている
オランダ人のハイス・ファン=デル=ルべ先生が
沖永良部島の言葉で約10分間の
基調講演をされました。

字幕で共通語も出ていたので内容も理解でき、余計に感動してしまいました

そこでルベ先生が、方言を習得できる環境づくりについて
5つのポイントに分けてご説明されていました。

  1. 方言がわかる人同士では方言で話して、
    方言が馴染みやすい環境を作る。

  2.  方言を勉強している人にも、方言で話しかける。
    (100%わからなくてもOK)

  3.  方言を勉強中の人が方言を使いこなせていなくても、笑ったりしない

  4.  地域差・世代間によっても方言が違うことがあるので、
    「こんな喋り方しない」などとは言わない。

  5. 方言を使わない言い訳をしない
    例えば、
    ・私より上手な人がたくさんいるから、使わない。
    ・私は方言の本を書いて貢献しているから、
     特に喋らなくてもいい。(←特に学者さんのこと??)
    ・若者は教えてもわからないし、使わないのではないか。
    このような言い訳をしていると、
    なかなか次世代に継承されないそうですよ。

わたしも、祖父母からたくさんの津軽弁を聞かせてもらいました。

この環境づくりって、日本語学習者にも
当てはまりそうですね。
(特に、使いこなせなくても笑ったりしないというのは、
語学学習全般的に大事!)

明日は他の講座と重なってしまって、
リアルタイムでは聞けないのですが、
アーカイブがあったら聞けたらいいなと思います。

今回初めて方言の専門家のお話しを聞く機会を持ちましたが、
もっともっと、方言の勉強をしたくなりました。
少しでも多くの方言が、次世代に受け継がれていくことを
改めて願っています。

それでは、また。

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