休職2日目。
体の調子は相変わらず悪い。
体が重く、食欲もない。
食欲は無いけど人と居るから食べる動きをして、笑うふりをしてる、と思う。
無理してるわけではないけど、今までのように自然にはいかない。
それでも人といる方が健康的なのは確かだ。

明るい時間に犬と家族と散歩に出る。
マスクを外した外の空気は新鮮で、何の植物かわからないけれど紅茶のような良い香りがする時がある。その植物の名前を知りたい、と思いながらも、金木犀のように自然以外で認識したいとはあまり思えない。だから名前もわからず、どこから香っているのかも分からない距離感であり続けられることが嬉しい。あと自分が知らない通りをあてなく歩く時、私はどこにも繋がらない、ただ一人の自分になるようで身軽だった。

夜、友達と前から予定していたピラティスに行く。本当は仕事終わりに行く予定だった。だから少し気まずい。そして少し罪悪感。でも会えて良かった。少し元気になれた。

ピラティスは相変わらずだったけど、何かのコミュニティの中で体を動かすことが今の私には励みになった気がする。

私は0か100か、過去か未来かだった。
私自身が不安定だから、いつもバランス棒の上をヨタヨタ歩いてるイメージ。だからふらつくならいっそのこと落ちてしまいたい、と思っていた。今のちょっとした幸せも、過程の喜びも蔑ろにしてた。いつも今は0で、過去の失敗が自分で未来にしか希望はなかった。

今もやはりせかせかしている。でもそうでは無い所に答えがあるのかもしれないとわかりはじめた。色んな人の声を聞いて、自分の中のモヤモヤに取り込まれないで。

「今」を感じなくては。