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お金でやる気になる国とならない国

お金でやる気になる国とならない国

お金は人間のモチベーションに大きな影響を与えます。
お金をもらえるとやる気が出たり、お金を失うとやる気が落ちたりします。
しかし、このお金の効果は国によって異なることをご存知でしょうか?

シカゴ大学やプリンストン大学の研究によると、お金でモチベーションが上がる国と下がる国があるのです。
研究では、アメリカ、中国、インド、イギリス、メキシコ、南アフリカの6ヶ国で、お金に関するさまざまな実験を行いました。

各国のお金による動機付けの程度を調べた結果、アメリカとイギリスではお金によるモチベーションアップ効果が大きかったです。

この二つの国では、お金を与えることが、心理的な介入よりも、大きな結果を得ました。

特にアメリカでは、お金のモチベーション効果が高かったです。
アメリカ人は、作業をやめても報酬が減らないのなら、約半数が作業をやめてしまうという指摘がありました。

一方、中国とメキシコでは、お金よりも心理的な介入のほうがモチベーションを高めることがわかりました。
この二つの国では、お金をもらうよりも、一生懸命に働きましょうという呼びかけに応える人が多かったのです。
お金ではなく、自分の仕事に誇りを持つことが重要なのかもしれません。

インドでは、言語によってお金のモチベーション効果が変わりました。
指示が英語でされた場合は、お金でモチベーションが上がりましたが、ヒンディー語でされた場合は、下がりました。
理由はまだ不明ですが、とても興味深い結果です。

この研究からわかることは、お金は人間のモチベーションに影響を与えますが、その影響は国によって異なるということです。
近年では、外国人の雇用が増えていますが、日本人と同じ金銭感覚やモチベーションを持っていると思わないでください。
国が違えば、文化も考え方も違います。相手を尊重することを忘れないようにしましょう。

お金は大切ですが、お金だけではないのです。

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