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介護職員に求められる資質①

こんばんは🌤
今日は【介護職員に求められる資質】について。

結論からお話すると・・・
①ご利用者のありのままを受け入れることができる人
②コミュニケーション能力が高い人
の2つだと思っています。

今回は①を実際の事例を基に、説明をしていきます。
私は従来型特養で勤務していますが、現状として、国の定める人員配置
ギリギリで、ご利用者の介護を行っています。
認知症の方がほとんどで、
日中の床への放尿(独歩の方)や食事中、他ご利用者の食事に手を出すといったことが日常茶飯事です。

認知症のご利用者は、トイレの位置がわからないため、他ご利用者の居室に入り、床に放尿。
もちろん悪気はない。介護職員としてトイレへ排泄していただくための対策を検討し、環境を整える必要があります。
放尿対策として、定時のトイレの声掛けだけでなく、張り紙をしたり、
放尿された居室にポータブルトイレを設置したりしている。
しかし、そのご利用者は独歩で動きも早く、職員も常にその方を見れるわけではないので、気づいたら別の居室に入り放尿されていた。

他の業務もしない(例.センサー等でPHSが鳴っている)といけない状況で、
あなたは放尿しているご利用者の姿を発見しました。
この光景を見た時、あなたはどのような感情が湧きますか?

私は一瞬腹が立ちます。
が、すぐにこの気持ちを沈め、口や態度に出さないように気を付けています。
客観的に見れば「トイレがなくて困っていたね」「一緒にトイレへ行きましょうか」といった声掛けが瞬時にできればいいですが、私は時間がかかります。他の業務もしないといけない状況で、このような声掛けができている職員は正直少ないです。

私の同僚の一人(男)は、このような状況でも、ご利用者が不安にならないようすぐに「大丈夫だよ」と声を掛けたり、別の話に切り替えて
最後はお互い笑って終わらせる(ご利用者に放尿と関係ない話をすることで、放尿の件を忘れさせようと意図的にしている?)といった対応を見せています。彼は「大変でしたよー」とよく言ってはいますが、
毎回無意識でこのような対応でできているので、
こういう人が介護職員に向いてるんだなーと思っています。

その同僚は、課題の提出率も悪く、業務が雑なところもあるので、
職場内では「仕事ができない人」というイメージがついています。
が、ご利用者への対応に関しては、彼自身愛嬌があるのでそれを存分に活かしています。
正直、課題の提出率が悪くて多少仕事が雑でも、
ご利用者との会話を惜しまず、ありのままを受け入れることができる職員のほうが、ご利用者も安心すると私は思っています。






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