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「当たり前」という奇跡

元気でいることが当たり前のことではないと気づくのが、不調の時だけなのは、なぜだろう。

私の場合、健康でいることを当然のこととして生きているからだと思う。

そして、その当たり前が崩れたとき、それは当たり前なんかじゃなくて、一番大切なことだったと気づく。

私の当たり前は、
家族や仲間が毎日笑顔で生きていること、五体満足であること、空爆されないこと、蛇口ひねれば水が出ること、飢えないこと、家があること、空気吸えること、そして健康でいられること。この全部が揃っていることが、私の当たり前の世界だ。私の中にある傲慢さが邪魔をして、盲点となっている当たり前も、きっとまだまだあるはずだ。

でも、生まれた場所が違えば、どうだろう。

もし、今ガザに生まれたら?
この当たり前が、夢のように幸せな世界だと感じるはずだ。

この当たり前を前にしたら、
日々の悩みや不安が、いかにちっぽけであったかと気づく。

こんなにものすごい幸せが揃ってるのに、
幸せであることに普段から気づけないことは、とても不幸なことだと思った。

私が定期的に風邪を引くのは、この当たり前が奇跡であると日頃から気づけない、愚かな人間だからなのかもしれない。

今日は、
ちょうど2年前に生まれてきてくれた我が子の左手に刺さった点滴が落ちるのを待ちながら、ここまで元気に育ってくれたことに、ひたすら感謝の気持ちでいっぱいでした。

いつも有難う。
そして、これからもどうか元気でいてください。

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