クリティカルシンキング

 最近は情報が溢れているせいか、考える余裕がないのか、または製品の機能が多くなっているせいなのか競合会社の営業の人もお客様にも本当に必要なことがよく分かっていないケースによく出会う。

 扱う範囲が増えてきているのも要因として挙げられるだろう。また、単純にスペックでは表すことが難しくなっていることも要因だと思う。

 範囲が増えることで要件が曖昧になり、スペックだけでは(例えばCPUのクロック数など)では単純にわからないことも増えている。今まであまり考えなくとも良かった状況から、しっかりと考えないといけないことに状況が変化したことについて行っていないこともあるだろう。

 クリティカルシンキング=批判的思考と訳されることが多いが、これだと分かりにくいかもしれないので「あえて現状が正しくないかもしれない。」と置き換えると分かりやすのではないだろうか?

 例えば

 「機能が多いのは良いことと。」考えられているが、実際にはどうだろうか?

 そのように捉えると、本当にその機能を使い切っているのと言えるのだろうか?と考えたり、お客様が必要とする機能と合っているのだろうか?と考えることができる。

 お客様は「〇〇の機能がない。」とか「××の操作がしたい。」などの言い方で伝えてくるが本当にそのように準備すれば大丈夫だろうか?

 本当の訴えは別にあるのかもしれない。

 目的が何かを明確にすることで、本来の訴えが見えるのではないでしょうか?


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