見出し画像

チクリチクリ刺される本

「ばにらさま」をAudibleで聞いた
男性目線、
女性目線の一人称で始まって

そう言うカップル見るなぁ
と思っていた

菓子苑の章で、
なんてワガママな娘!と思ったら
その親も同じことをやっていた
しかも、
娘を大事に大事に育てたつもりが
娘の機嫌とりをしていただけだった
挙句その子に、
自分の命を狙っているんじゃ無いか?
娘を疑ってたり
でも娘は、そんなんじゃなかった
ただただ幸せになりたいと思っている
浅はかな自分の娘
それは
自分の若かりし頃と同じではないか
チクリチクリと刺してくる

そうだそれが、
山本文緒さんの本なのだった


ばにらさま
山本文緒(著)

冴えない僕の初めての恋人は、
バニラアイスみたいに白くて冷たい

日常の風景が一転! 思わず二度読み!

痛くて、切なくて、
引きずり込まれる……。

6つの物語が照らしだす光と闇

島清恋愛文学賞、
本屋大賞ノミネート
『自転しながら公転する』
の山本文緒最新作!

伝説の直木賞受賞さく
『プラナリア』
に匹敵るす吸引力!
これぞ短編の醍醐味!

ばにらさま 僕の初めての恋人は、
バニラアイスみたいに白くて冷たい……。

わたしは大丈夫
夫と娘とともに
爪に火をともすような
倹約生活を送る私。

菓子苑 舞子は、
浮き沈みの激しい
胡桃に翻弄されるも、
彼女を放って置けない。

バヨリン心中
余命短い祖母が語る、
ヴァイオリンとポーランド人の
青年をめぐる若き日の恋。

20×20 主婦から作家となった私。
仕事場のマンションの
隣人たちとの日々。

子供おばさん
中学の同級生の葬儀に
出席した夕子。
遺族から形見として
託されたのは。

ばにらさま
山本文緒(著)
Amazonより

山本文緒さんの作品は、
綺麗事じゃないところが好き
現実はこうでしょ。
と言ってくる
ズバッと言ってくる。

Kindle版

Audible版

二度読み必至!
光と闇が反転する傑作短編集

伝説の直木賞受賞作
『プラナリア』に匹敵する、
中毒性の高い短編小説集。

①「ばにらさま」  
僕の初めての恋人は、
バニラアイスみたいに白くて冷たい……。

②「わたしは大丈夫」 
夫と娘とともに爪に
火をともすような倹約生活を送る私。

③「菓子苑」 
気分の浮き沈みの激しい女友だちに
翻弄されるも、放って置けない。

④「バヨリン心中」 
余命短い祖母が語る、
ポーランド人の青年をめぐる
若き日の恋。

⑤「20×20」  
主婦から作家となった私は、
仕事場のマンションの隣人たちと……。

⑥「子供おばさん」 
中学の同級生の葬儀で、
遺族から形見として託されたのは。

以上6編を収録。

日常の風景の中で、
光と闇を鮮やかに感じさせる凄み
読み進むうちにぞっと
背筋が冷えるような仕掛け
「えっ」と思わず声が出るほど
巧みな構成

二度読み必至! 
引きずり込まれる魅力満載の
山本文緒文学!

2021年10月に惜しくも死去した
著者最後の小説集。

目次

1 ばにらさま  
2 わたしは大丈夫
3 菓子苑 
4 バヨリン心中
5 20×20  
6 子供おばさん

Audibleより




………………
自己紹介
noteがスキ
❤️になってきた。より

#私の本棚
#本
#読書
#勝手にオススメ本
#ばにらさま
#山本文緒

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?