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雨と強風の富士登山

てっぺんをとらなくってもいいと思いましたが、少し前に進んでみました。

天候不順を承知で行けるところまで富士スバルラインの5合目からの登山です。5合目のレストハウスでトライアスロン仲間に偶然会いびっくり!彼は前日からバスツアーでしたが、強風のため8合目までしか行けなかったとのこと。雨、風があるので頂上は無理と断念。8合目か7合目あたりまで行けたらとスタート前に決めました。

富士スバルライン5合目レストハウス 

前日から天候不順はわかっていたので、行くのをやめるか日程を1日ずらすかと検討していたのでなにがなんでも頂上!という気負いがなかったので楽。

レストハウスの奥のトイレは、100円でその下の公衆トイレはフリー。

富士山保全協力金、ひとり1000円。支払いは自由。
江戸時代には登山者の荷物を運んでいたそうです。山頂まで登ったこともあるお馬さんもいるとのこと。

8時過ぎにスタート。はじめは広く平坦な道で、昨日からのツアー等の下山者が多かったです。

6合目 安全指導センター  標高2,390m

1.4kmぐらいで20分ぐらい。ヘルメットを2000円のデボジィットで借りることができるけどわたしたちははじめからヘルメットをかぶっていました。

仮設トイレはたくさんあり200円だけど、ここだけPayPayで支払えました。

寒いし雨も降っています。
山中湖が見えます。

山小屋がいくつも並んでいるのが下から見え、目標になります。

花小屋 標高2,700m7合目最初の山小屋。ここまで1時間ぐらい。

すべての山小屋でお買い物はできるけど宿泊施設なので中には入れません。中での休憩は1時間1000円でした(他の小屋で聞いてみました)小屋の前で休憩できます。山小屋の外の200円のトイレは使用できます。ノブリンは持参の軍手が雨で濡れたので300円の軍手を買ったけど、またすぐにびしょびしょになってしまいました。

7合目を過ぎると、岩場の急な上りになります。

日の出館 標高2,720m
トモエ館 標高2740m
鎌岩館 標高2,790m
富士一館 標高2,800m

この先の赤い鳥居の鳥居荘を見上げたら、そこから強風と雨。岩場から動けなくなった人を見て、ここまでとあっさり決まりました。無理。後悔はありません。正しい選択。

突風で吹き飛ばされそうになりました。

写真では、雨風がないようだけど危険を感じる強風。雨はときおり強く降り、身体にあたり痛い。ここまで2時間ぐらい。

帰りは速かったです。急なところはゆっくりだったけど走れるところは走りました。雨風と寒いのと、トイレに行きたいのと身体を動かしてないと無理。

雨風強い中、今から上っていく方々とすれ違います。どうするんだろう。ノブリンは風が強いので気をつけて、と声をかけながら走っていました。

11時過ぎに5合目に到着。帰りは1時間ぐらい。レストハウスは、雨のためたくさんの人がいました。ほとんど外国人。タンクトップ、短パンの方々も。ここまでの観光なのかしら。

とにかく寒い。フリーのトイレに行ってそこから1km先の駐車場まで走りました、

やっと車に辿り着いたけど寒い。靴の中から全身ずぶ濡れ。着替えなければ。ガタガタ震えながら着替えようとしてたら、ノブリンがエンジンがかからないという。朝ドアを閉めるときなかなか閉まらなかったのでキーの電池が切れているのか、バッテリーがあがってしまったのか。

車が動かず、ここで立ち往生?

保険会社に電話して、きていただくことになりました。

着替えても、寒くガタガタ震え口から出る言葉も震えている。息ができない感じ。あ、これ、『タイタニック』だ。海に投げ出されたローズとジャックだ。ガタガタ震えてた。寒いとこんなに震えるんだ。

幸いここは、4月の冷たい北大西洋 ではない。エンジンがかからないけど車の中。食物もある。おにぎりとゆで卵を食べたら少し落ちつきました。

40分ぐらいで保険会社の方がいらして、バッテリーでなくキーの電池切れということでした。キーをエンジンのスポットに近づけるとかかった。なーんだ。

よかった。

河口湖のコンビニで電池を買い、ドアも開け閉めができました。

河口湖には海外の方が多くびっくり。

河口湖のCafe Mimi

お店から富士山が見えます。テラスも素敵。

河口湖からはきれいに富士山が見えるのに。ここからは雨も風も感じないのに。

今回お世話になったのは、ホテルマイステイズ富士

石垣島に泊まったホテルの宿泊割引券を利用。5%オフ&3000円引き。海外の方向けのホテルで機能的。部屋からもレストランからもお風呂からも富士山が見えます。

部屋からの富士山はこんな感じ。富士急ハイランドがかぶってます。

夕食はバイキング。種類が豊富。甲州葡萄の香りと酸味のバランスがよく飲みやすい。

翌日は、忍野八海周辺をランニングしました。

天然記念物である「忍野八海」は、富士山の伏流水に水源を発する湧水池です。
鏡池には富士山が映ります。

今回行ってよかったことは、反省があること。次に生かせること。
また目標ができたこと。

負けは謙虚さと慎重さの母    野村克也

7月16日(日)朝日新聞 天声人語

負けではないけど、到達できない目標に、謙虚さと慎重さが足りなかったと反省しました。

ふたりで雨風の中にいて、寒さや、車のエンジンがかからないということを経験したことが次につながるし、あとから笑えるというしあわせがある。

しあわせだ。生きている。ふたりはいい。
ありがとうございました。

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