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保存容器がたまるのは日本文化のせい

シニアの方のキッチンを片づけるお手伝いをしていると、共通して、必要以上に持っているものがあります。

それは、保存容器

・プラスチック容器
・空き瓶
・タッパーウェア

軽く数えても50個くらいは、余裕で出てきます。多いときは100個近くになるときも。

ご本人が「ずいぶんたくさんあるわね。これは減らさないと」と言っていただけるときは、作業がスムーズに進むのですが、「選べない」ということになると、一つずつ「どんな時に使うか」を確認していくことになります。

・これは若い頃に買ってずっと使っているの(タッパーウェア)
・昔はよく梅酒をつけていて(大きな瓶)
・残ったご飯を冷凍するときに使うの(ジップロックコンテナ)
・何かおすそ分けするときにちょうど良くて(プラスチック容器)
・果物たくさんかったらジャムにして配ったりするの(ジャムの空き瓶)

びっくりするくらいに、ひとつひとつに「使うシチュエーション」が用意されているのです。

ここで気付いたのは、とにかくよく出てくるキーワード「おすそ分け」

作りすぎたものを、おすそ分けする習慣のある人は、逆に言うと、おすそ分けされることもあるので、空き容器が貯まる一方なんですよね。ちょうど良いサイズでお渡ししないと不格好だから、と見栄えにも、そこそここだわります。

結果的に、大小さまざまの空き容器が、キッチンのあちこちにあふれかえってしまうことになるのです。

「おすそ分け」自体は、日本古来の助け合いの文化だし、善意で成り立っているから、簡単には止められないんですよね。なので、保存容器が多めになってしまうのは仕方ない。せめて、フタと本体が迷子になったり、使いたいと思ったものが迷子にならないよう、しっかり住所を決めておくことをオススメしています。

みなさんのお家には、保存容器何個ありますか?保存容器の置き場所は決まっていますか?

もし、キッチンのあちこちの隙間に詰め込んでいるようであれば、一度一箇所に集めて、全部で何個あるか数えてみてくださいね。何か、新しい発見があるかもしれません。

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