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ドイツの学校の弁当は朝食! 日本の弁当は愛情

ドイツの子どもたちも弁当を学校に持っていく。
でも、それは日本のイメージのような昼食ではなく、朝食だ。
例えば、我が家の娘たちは6時に起床し、朝食をとって、7時前には家を出る。
授業は8時から13時10分まで。
バスで1本だが、ちょっと遠い学校なので、帰宅は14時過ぎ。
そこから遅い昼食となる。
これでは腹が持たない。
ということで、2回目の朝食を持っていくのだ。

この朝食を持っていく、という習慣は幼稚園からすでに始まっている。
会社勤めをしていたとき、いつも会社で9、10時にサンドイッチだのフルーツだのを食べる同僚がたくさんいて、なんで家で食べてこないのかなあと当時は思ってたけど、小さいころからそういう習慣だったんだと、自分も子どもを持ってみて分かった。

でも、幼稚園は9時までに行けばよかったので、ゆっくり朝食をして、補習校の宿題をして、出かけた。
お迎えは12~13時。そのあとすぐ昼食だ。
なので、朝食を持ってこいと言われてもなあ、といつもフルーツを持たせていた。

学校に入ると、朝食も早くなり、帰宅も学年に応じて若干遅くなるので、フルーツだけで足りない、もう少しほしいと言われ、サンドイッチを持たせるようになる。
たまにご飯があるからとおにぎりを持たせると、みんなが「寿司だ!」というのでいやだ、と言っていた。

周りの子は、パン(大きいパンを薄切りにしたもの)や、プレッツェルなどを持ってくるし、段々通学途中で買うという子も出てくる。
どんだけ親が手抜きなんだよ~と思う。

それでも補習校に行けば、みんな普通におにぎりを持ってくるし、弁当といえば、フルーツやサンドイッチだけでなく、おかずのあるものももってくる。

今は、おにぎりの知名度も上がり、子どもたち自身の抵抗感がなくなったので、たまにおにぎりを作ると、「やったー!」というくらいになった。
通常は、最近のはやりはホットサンドで、何もなければハムチーズ。
何かあれば、あんこやキーマカレー、カレーポテトなどを入れる。
たまに違うの入ってると、余計おいしいんだよね。

でもそれは朝食で、クラブ活動などで午後まで残るときは、昼食ももっていく。
長女はいっとき3つもクラブに入っていて、次女は午後授業があったことがあるので、毎日一人ずつに昼食を作っていて、面倒だった!!

新しい時間割では長女と次女が同じ日に1回、長女だけの日が1回の計2回と、土曜日の3人分になったので、大分楽になった。

ちなみに今日はにほんごクラブの日で、二人とも二食もちで出ていった。
運動系のクラブしてるみたいだね!
今日のおかずは、鉄板たまご焼き、ソーセージに、魚肉ソーセージみたいなテイストのソーセージのフライ、きゅうりと若芽の酢の物、枝豆。
弁当箱にきれいに詰めるのが苦手なので、最近のマイブームは、小さいけど深いタッパーの下にご飯、上におかずを乗せる丼風だ。

土曜日は私の高校生クラスの授業の合間に3人で食べる。
このとき、これがおいしい、あれが好きと話しながら食べる。
冬で暖房が入っているので、到着したら暖房の上に乗せる。
ほんのりあたたくなって、おいしい。
そのあと二人は補習校へ出かけていく。
私は午後の授業をがんばる!

お弁当っておいしいよね。
ドイツの弁当は味気ないけど、日本の弁当は手間暇かかってる分、温かい気がする。

そんな感じのを、長女がドイツ語の俳句に読んでくれた。
JALの世界Haikuコンテストに出したものだ。


Mamas Lunchbox ist die Nahrung meines Herzens. Besseres gibts nicht.
母の弁当は、私の心の栄養。それよりいいものはない。

そんな風に言われたら、お母ちゃん、がんばらないとね。

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