日本語教育能力検定試験 グループで勉強するということ


受験した時の小論文は、反転授業がテーマでした。
帰り途中に「反転授業って何?全然書けなかった。」と
話しているグループがいました。

私は独学でしたので、こういった振り返りをみんなでできるのは
うらやましく思いました。その一方で、疑問を感じました。

「なぜ、たくさんいるのに誰も知らなかったのか?」

グループで勉強するということは、お互いの知識を共有することです。
全員が同じ勉強をしていたら意味がありません。
1×1=1 どれだけ数を集めたところで結果は同じ。
異なる勉強をして1.2x0.9x1.5= 1以上のものを作りあげる。
こういったグループに所属するのが良いと思いました。

全体が同じ意志であれば問題ないと思います。
ただ、必ず今年合格したい人、とりあえず受けてみた人、
合格したらラッキーに思っている人、
いろんな意志があるのが現実ではないでしょうか?
温度差があることで、必ず合格したい人の温度を下げていませんか?
ぬるま湯に浸かり、試験後に傷の舐め合いをすることのないように、
グループで勉強することが、全体のためになっているか、
整理してみてはいかがでしょうか?

一人の努力は、所詮一人分の力にしかなりません。
試験は、その力で十分合格できるような内容です。
しかし、所属しているグループが一人分以上の力を
引き出してくれるのであれば、大切な方々だと思います。
一人一品持ち寄って、パーティをするような、
お互いに有益なものを共有できれば、
グループの意義があるのだと私は思います。



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