私達は案外知らない内に洗脳されているかもしれません。
いろいろな事実が歪曲されていたり、一方的に偏った情報によってそうだと信じ込まされてしまったり、情報を知らされないことで気が付かなかったり、嘘を吹聴されて、それがあたかも真実であるかのうように思わされたり等。日本に限ったことではないかもしれませんが、そう、洗脳社会です。
私自身個人的に思うのは、日本人は基本「信じること」を大切にしていると思っています。それを美徳ですら思っているのではないでしょうか？でもそれは間違いではないとも思っています。「騙される方が悪い」なんて言うことがありますが、「騙す方が悪い」でしょ？騙すなんてことは弱さやズルさ、汚さを感じます。とは言っても、実際この現実にはそういう人もいるというのには警戒しなければなりません。どこか懐疑的に暮らさなければならない日常なんて、ホント嫌な感じです。

権力者による洗脳

権力者による洗脳は、特に国民をコントロールするところにあると思います。権力者の思惑、その多くは利益のためだと思いますが、例えば政治に関わる者であったとしたら、他国の思惑からの圧力なんてのもあるかもしれません。悲しいけれど、正直日本はアメリカの属国みたいなものですから、アメリカの圧力がかなり効いていると思います。またそのアメリカもDSの力が及んでいたり。YouTube等のソーシャルメディアで、もう陰謀論では片づけられない情報を伺うことができます。

メディアによる洗脳

洗脳によるツールとしてかなり有効な手段と思われるのがメディア。
日本の場合、新聞・TV等のマスメディアは特に高齢者層にはまだまだメジャーで、それ以外の人はソーシャルメディアでしょうか？日本のTVではとにかく偏った報道一色になっています。それしかなければ（それ以外の情報がなければ）それを信じてしまうのは当たり前ですよね。メディアはそれでいいのでしょうか？いろいろな物事を報道するにあたっていろいろな視点や考え、スクープがあってしかるべきなのに、そうではない。私たちには見えない力が及んでいるようにしか思えない。そうなってしまったマスメディアはもはや死んでいますね。そう思ったのなら、もう信じることはできません。
ソーシャルメディアはマスメディア程ではないにしても、かなり錯綜していますね。それをむしろ喜ばしく思わなければなりません。偏った情報一色ではないので、「選択の余地」が私達にはあります。ただ大手ソーシャルメディアで言論規制やバンされてしまうことがあるし、運営側の意志や方針で操作可能であるというのが実際のところ。かなり危機的状況なのかもしれません。

教育による洗脳

これは日本の教育限定で考えることができます。
私達が受けてきた、あるいは受けている教育というのは、果たして正しかったのだろうかという問い。特に史実です。大東亜戦争あたりのことが大きく歪曲されて、日本人は日本人としての尊厳を失わされてしまったのではないかということです。少なくとも私が学んだ教科書はそうなっていました。今はどうなんだろう？教科書に関しては、認可されなければ使えないはずですから、例え見えない圧力によってだとしても、日本人の手によって作られているのです。日本人が日本人によって洗脳している事実。いい国のはずがありません。

宗教による洗脳

宗教と言っても世界で名の知れた宗教から新興宗教まであるわけですが、洗脳という意味では、かなり盲目になってしまいがちなジャンルではないでしょうか？信じて疑わないという域まで行ってしまうし、指導者のような人たちが良からぬ過激な思想を持ち始めると、たちまち戦争に発展してしまうことになりかねません。
科学が進んでエビデンスを求められがちな社会になっても、非科学的とも言える宗教がこれだけ浸透している現状というのはある意味興味深くも思いますが、それが洗脳のツールとなってしまうこともあります。

慣習という洗脳

慣習というのは多くの人がそこからなかなか抜け出しにくいという点では、私はある意味慣習も洗脳の要素があるのではないかと思っています。
慣習というのは長い時間をかけてできあがるものだけに、正しさやその妥当性を帯びているとは思いますが、そうすべき、そういうものだという意識を根付かせています。それ故そこからなかなか抜け出しにくいというか、新しい良いものが直ちに入っていくのが難しい側面がありますよね。一人がそれを唱えたとしても歯が立たない位。実はある一種の現実が刻々と変化しているのにとどまらせてしまう力というものを慣習は持っています。

洗脳というのは、一度そうなったら抜け出すことの難しさがあります。「思い込み」ならまだあとで「気が付く」ことが可能です。洗脳する側のコントロール下によってそうなってしまっているのだとしたら、白が黒、反対に黒が白というようなことが案外身近に目にするものの中に多くあるのかもしれません。