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映画感想:ワイルド・スピード/ファイヤーブースト

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映画感想:ワイルド・スピード/ファイヤーブースト

感想
ワイルドスピードの新作を鑑賞してまいりました。
まず、第一の感想として安定したクオリティでございました。
ただ、とはいうもののこれだけシリーズを重ねていくと
ある種のおきまりだったりするものがあるのですが、
そういったものを裏切ってくるのは意外さもございました。
とはいうもの7:3で安定が強かった気がします。

過去の作品でおきたことが、
新作と繋がるというのがシリーズものの良さだと思うのですが、
今回の作品で大きく影響を与えていたのが、
ワイルド・スピード MEGA MAXでラストで
金庫をを自動車に接続しながら町中を引き釣り回す
というシーンですが、やっぱりこのシーンは
非常に印象的なものだったと思います。
そう、まるで怪獣映画をみているような。
個人的にですが、ワイスピの映画は
シリーズ序盤こそカーアクションの映画、
カーレース映画でしたが、そこから進化を続け
カースタントでどれだけ別ジャンルの映画を
表現できるかチャレンジしているように思っています。
先ほど挙げたワイルド・スピード MEGA MAXは、
怪獣映画として挙げましたが、
その他のシリーズ作品でも
その傾向があるように感じております。
時には宇宙に行ってみたり、
ゾンビ映画のように車を無人で
ドミニクを襲うであったり、
ジャッキー映画のように高層ビルを
自動車で飛びうっつたり、
エアポートもののように空港でアクションしたり。
今回の映画ではどことなく戦争映画のような風も
鑑賞時には感じました。

それにしても思うのがキャスト凄い。
単純にすごい。
主役のヴィン・ディーゼルさんに
敵役がジェイソン・モモアさん、
他にもジョン・シナさん、
シャーリーズ・セロンさん、
ブリー・ラーソンさん、
タイリース・ギブソンさん
アラン・リッチソンさん、
とマーベル・DCのスーパーヒーロー映画に
出演していた人たちも出演していて
そこから更に
ジェイソン・ステイサムさん、
ミシェル・ロドリゲスさん、
ナタリー・エマニュエルさん、
ジョーダナ・ブリュースターさんが
出演をしております。

今回の作品で一番印象に残ったシーンは、
リトルBとジェイコブのやりとりが心地よい。
ドミニクの子供リトルBとその兄弟だったジェイコブ、
前作でジェイコブがドミニクの影に圧を
感じておりあましたが、
その子供であるリトルBも
多少なり同じ様な意識を感じている
様子も描かれており、
そこで同調し気を許すのが素敵。
また、ジェイコブのやりとりが
リトルBにあわせるが如く、
君も好きだろうという表情がいい。
前作であれだけ盛大なドミニクとの
兄弟喧嘩を繰り広げた人物と
同一な人物とは思えない言動を繰り広げておりました。
だが、それが個人的には好き。

さて、作品のあらすじですが、
色々と触れたい部分がございますが、
ネタバレもあるので深くはふれません。
ただ一言述べるとすれば、
今回は過去のシリーズ一の
ファミリー存亡危機に追い込まれます。
が、先ほども記載してましたが、
このシリーズは安定しておりますので、
意外にも思ったよりも
心のどこかでなんとかなるんじゃねという
安心感がございました。
また、シリーズものなので過去作をしれば、
更に面白いのですが、
過去作を鑑賞していなくとも
十分にわかる作風になっており、
こまけえことはいいだろを
過去シリーズの作風が作り上げた空気が
いい意味であるのだろうなと思います。

ワイルドスピードというシリーズは、
決して賞レースで受賞するという
作品ではございませんが、
映画館で鑑賞するのに
十二分以上の作品だと思います。
90年代の初頭には、
ダイハードやリーサルウェポンなど
アクションが制作されておりました。
しかし、今の時代に至るまでに
アクション映画は非常に減っている状況。
そうした時に実物を使ったアクションを
繰り広げる割合が多いワイルドスピードの
ジャンル的な役割は非常に大きいと思います。
そんなワイルドスピードが、
後何本かで終了するとのお話が
でておりますがどういった形になるか
色んな意味で、続編が楽しみでございます。


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