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社内政治って悪いの?【コトバビタミン】第130回

特に多くの役職などのある大きな企業で起こる社内政治、これは果たして必要なのか?

大きな目的を達成するために、その目的に協力に肯定的な面子をそろえていくというパターンもあるが、自分の役職や立場などを守るために意見の違う者を周りに置かない、というパターンもあるだろう。

社内政治が起こりやすいタイミングとしては、企業が大きくなって行く時やトップが変わった時などであり、新たな方針などを整える状況が生まれている時期である。

もし多くの社員が、本来の目的を忘れて、自分の利益だけを考えて社内政治に走った場合、上司への忖度や過剰なアピールなど、企業としての本来の目的や理念へ向けて外部へ注がれるべき時間は、内部での覇権争いに費やされてしまうだろう。
ここから外部(お客さまや取引先など)へのサービスや気配りが疎かになり、これまで築いてきた関係性が壊れることもある。
そして、縦の序列(上からの指示は絶対である、など)を意識するあまり、心理的安全性が損なわれ、ハラスメントなども起こりやすい環境になることがある。


この覇権争いに乗り遅れた者や興味のない者たちは、そんな企業の状況を感じ取り、モチベーションが下がってしまう。


また社内政治に走っていた者が、社内政治に敗れ、そのルートから排除された場合、その社員は行き場を失い、辞めていくケースも少なくないだろう。


まぁそういう人生も自己責任としてあるのかもしれないが、社内政治に明け暮れて周りが見えなくなり、他者の人生を私欲や私情で踏みにじることは許されない

能力のある者が、社内政治で未来を奪われることは、その企業の未来を奪うことにつながる。


社内政治もその企業全体の目的達成のために進んでいることが、社員全体に伝われば、その見られ方も変わってくるだろうが、理解されるにはリーダーに裏表のないカリスマ性が必要かもしれない。


やはり人生を豊かに過ごしていくには、社内政治に関係なく、どんな場所でも生き抜いて行ける自分自身としての目的や理念、自己研鑽が必要であろう。


社内政治に乗り遅れたリモートワーカーのボヤキであるw

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