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「小説を書きたい」とずっと思っているけど怖くて書き始められない人向けの話

崖っぷち作家のニジマルカです。

「小説を書いてみたい」と思っている人はわりと多いと思います。
ただ、ずっと思っているのに、なかなか行動に移せなかったりしますよね。

行動できない理由はさまざまでしょうが、根本的な理由は「怖いから」だと思います。

「書き終えられなかったらどうしよう?」
「ひどい作品しか書けなかったら恥ずかしい」
「才能がないとわかったら悲惨だ」

「書いてみたいけど、怖くて書き始められない」

そういう人にうってつけの方法があるのでご紹介します。

私もずっと書き始めることができなかったのですが、この方法で書き始めることができました。


最小の行動を毎日する

コツは簡単です。

最小の行動を毎日する。

これだけです。

最小の行動とは、「これくらいなら毎日できる」という、やりたい行動の最小単位のことです。

たとえば「小説を書く」場合なら、最小の行動は、

・1文字だけ書く
・テキストファイルを開く
・パソコンの前に座る
・パソコンをちらっと見る

などになるでしょう。

なんでもいいので、毎日絶対にできそうな最小行動を決めてください。

決めたら、すぐにそれをしましょう。

できたら、カレンダーに○をつけます。

これで今日の行動は終わりです。

あとは、決めた最小行動を毎日繰り返し、カレンダーに記録していけばいいです。


「思い」はすぐには動かない

「こんなことで書き始めることができるのか」と思うでしょうが、最小行動を毎日やっていると、不思議なことに、いずれは自然に書き始めることができます。

原理はこういうことだと思います。

あなたの「小説を書きたい」という思いを、大きな球に例えましょう。

球は重くて、ちょっとやそっとでは動きません。

「今度こそ書き始めるぞ!」と思っていきなり動かそうとすると、逆に体を壊してしまいます。↓

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では、どうすればいいかというと、少しずつ、じわーっと押すのです。

どれだけ重たい球でも、押しては休み、押しては休みを続けていると、少しずつ揺れてきます。

そうして揺れが次第に大きくなり、その揺れが限界を越えたとき、するりと球を動き始めるのです。↓

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このように、大きくて重たい球(あなたがずっと抱いていた思い)を動かしたいなら、いきなり全力で押すよりも、少しずつじわじわ揺らした方がいいのです。

毎日、最小の行動をとっても、カレンダーに○をつけても、文章は1行も進みませんし、小説はいっこうに完成しません。

あなたは何もしていないように見えます。

ですが、心では、毎日「小説を書きたいという思い」を揺らしているのです。

とにかく、毎日、最小の行動をしましょう。

それだけで、あなたはいずれ書き始めることができます。


心にも慣性の法則がはたらく

心にも慣性の法則がはたらいているようです。

止まっているものは、ずっと止まり続けます。

昔から抱いていた思いというのは、ずっと止まっていたので、動かすのには時間がかかるのでしょう。

その思いを少しずつ揺らして動かすのが「最小の行動を毎日する」という方法です。

心にも慣性の法則がはたらいているなら、これはとても嬉しいことですね。

なぜなら、動き始めたものは、ずっと動き続けるからです。


今回のまとめ

「怖くて書き始められない人向けの話」でした。

1.「これなら毎日できる」という最小の行動を決める
2.その行動を毎日とり、記録する
3.そのうち自然に書き始めることができる
4.心にも慣性の法則がはたらいている

これはだいぶ前に同じような記事を書いたのですが、なんとなく思い出して書き直してみました。

それではまたくまー。


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