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えらいことになってました。

えらいこととは賢いという意味ではありません。
関西弁で難儀なとか面倒なと言う意味もありちょっとしたおどろきを持って使います。

呑気に次の日、捻挫だろうぐらいの軽い気持ちで町医者に行きました。
レントゲンの結果は手首の骨がひび割れ周りは粉々…。「よくこれで我慢していたねえ。」と言われる始末です。「うちでは手に負えないので、すぐに大病院へ行ってください。」と申し訳なさそうに言われました。

生まれて初めての骨折。この年になって!この年だからなのか!きっと後者が正しいのでしょう。
身体は悲鳴を挙げているのに本人は呑気と言うか自分は大丈夫と言う慢心からの今回のケガだと思います。大反省。

検査は半日がかりで結局来週末に手術となりました、
たまたま息子が在宅中。付添人として初めて親の介護です。これもお互い初体験。

彼も何やら考えたでしょう。
母親はいつも元気で病気もしないと思っていたけれどそうでないことを分からせられた。晩年の祖母、認知症に大腿骨骨折。家族みんなが振り回された時期がありましたがちょっと頭を過ぎったかなあ。

病気とは無縁なのにそれがなんとケガ!思いもよらないふいうち攻撃だったでしょう。

風邪は厚着して汗をかけば熱は下がる。と粗治療の我が家でした。

今回は腫れさえ引けば大丈夫と簡単に考えていました。

私も老年期。何があってもおかしくない年齢です。が、すっかり忘れていました。
幸いに足でもなければ腰でもない。右手でもなく、一番使わそうな左手。

ところがそれも甘い考えだとわかりました。人間の体。何が欠けても不自由なのです。

ハサミで袋を開けるのも、服を着るのも、両手があってのものだねです。
改めて大事な体。

でもいろんな方がおられます。無くして初めて知ることの多いこと!
杖を突いて初めてわかる道の段差の危なさや、席を譲ってくれた時の嬉しさ。

私もまだまだ知らないといけないことがたくさんあることを今回わかりました。もっとひとに優しく!今更確認するなんて情けないことですが…。

いちばん困ったのはニケの散歩。
「あれ?散歩の時間だけど。」と言う顔でまじまじ見ます。

今朝は雨。「残念!今日は行けないね。」何とも割り切れない様子で窓から庭を眺めています。

無事これ一番ですね。
今日もいい日にしましょう!



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