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味は感情で変わる

同じ料理、お酒を頂いてもその時の感情で味が変わるということです。
心が晴れていい気分の時は美味しく感じるし沈んでいるときは不味いとは言わないまでも何も感じなかったり苦かったりと…。

恋人が出来て毎日が楽しくなってきた彼女は、久しぶりにビールで乾杯!となりました。いつもの銘柄。「こんなにビールっておいしかったかしら?」と思うほど味が違ったとか。

落ち込んで慰めてもらいながら飲むお酒はなかなか酔えないし。出された料理の味も覚えてないくらいとか。

相手のことをよく思っていると作ってくれたものがすべて美味しく感じられるようです。新婚当時のあるあるですね。

料理人と呼ばれる人はいつもおなじ味覚を保つことは当たり前ですが、イライしたり感情が高ぶっていると同じような味が出せないのでしょうか?

プロにそんなこと言うとは失礼なことですが、主婦ならあるあるです。
むかむかイライラしながらの料理は味が濃かったり、塩辛かったりと。
なるほど感情と味付け、またはいただく側もその時の感情が大いに左右するのかもしれないと思いました。

いつも美味しくいただくにはお互いがいい状態でいることがベストです。
一生懸命作ったご飯。よく主婦が「美味しい?」と家族に聞きますが、食べるのに一生懸命の子供や何にも言わない旦那様。「美味しいよ!」と言うまでひつこく聞くのでけんかになったと聞きました。

「美味しいよ。」の一言は嬉しいものです。それで嬉しくなるとは単純ですが、感情がかかわってくるのなら平和です。

昭和の男性はそう思っていてもなかなか言葉に出せない人が多いようですが、その一言で妻が笑顔になるならお安いことです。

父もあまり言葉に出して母を喜ばすことが少なかったようですが、きれいに平らげたお皿を見れば美味しかったということ。それを理解する母はよくわかっていたのでしょう。それは昭和夫婦の以心伝心。

さて現代はいかがでしょう?
お昼のランチ後、晩御飯のことを考えると嫌になるという主婦仲間。
美味しい食事をしたのでもう自分は満足しています。
めんどくさいなあと思いながら作るご飯を「美味しいよ!」と言ってくれるかどうか。

ひとりでいただく食事ですが、それでもいいことがあった日の味付けはうまくいきます。
たまに息子や娘たちがやってくると、こちらもなんだか張り切って作ります。すると「おいしい!」と言う声が聞こえてひさしぶりに嬉しくなります。

ニケは大好きな鶏肉を蒸して、ブロッコリーを三個。それが出た時はお皿の隅々まできれいに平らげて満足そうに仕上げのぺろり!
それを見て私も嬉しくなります。

桜もいよいよクライマックスに向かってその日を待っています。
雨が続きましたが、しばらくは楽しめそうです。

今日もいい日にしましょう!



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