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雪もまた楽し  ニケと歩けば

一昨日の積雪で、我が家で一番喜んだのはニケです。
生まれて初めて真っ白で冷たいのがいつもの公園の木々に、地面に
と積もっているのですから最初は「何、これー」と。

犬は視力が低いと言われていますがどんな風に見えているのでしょう!
クンクンと匂いをかぐ間もないほど、すったかたーと歩いては冷たくて片足を上げてみたり後ろ足に着いた雪を蹴落とすようなしぐさをします。

よく野生のきつねが雪の中、野ネズミを見つけた時にジャンプして仕留めますが、ニケは何を見つけたのか同じように雪に向かってジャンプ!
その跳躍力は狐の何十分の一ほどですが、ほんの少し野生?を発揮します。

私は雪の純粋さ清潔さに見とれながら、辺りが明るくなる頃、ぽたぽたと溶けだして雫に代わる時、またそれもうつくし!としばし時を忘れます。

洗われた木の一つはモクレン、その蕾はアーモンド型、銀色の綿毛に包まれて春を待っています。

地面にも…。みやこわすれは寒さにも耐えて、花びらをしぼめていてもその紫はさらに鮮やかです。

水たまりに薄く氷が張っていました。思わず踏んでみるのはこどもでも、おとなになっても同じです。その鏡は小さくなって崩され跡形もなくなりました。

いつもより大きな声のカラスがあちらとこちらで、交信?しています。
寝床を雪で占領されたのでどこかのおうちの軒先を借りていたのかもしれません。

にゃーと町猫が、顔を出しました。
毎日餌を持ってきてくれるおばあさんは、このところ見かけません。
寒くて体調を崩されたのではと心配です。

あちこちから散歩の仲間がやって来ました。いつもよりみんな楽しそうです。
日頃は一緒に遊ばないニケも今日はお尻を上げて、「じゃれてもいいよ!」と誘います。

すっかりいつもより長めの散歩に満足げな顔で家路につきました。

身体は芯まで冷えていますが、おなかも減って和食の朝食。
だし巻き卵に、納豆、壬生菜のお漬物。豆腐とわかめの味噌汁は私のお気に入りのメニューです。
なぜかこんな日は白いごはんにお味噌汁!ですね。

今日もいい日にしましょう!







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