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【読んだ】マンガでわかるお金の本

おすすめ度 ★★★★☆

以前読んだお金の教育マンガの10倍くらい良かった。
お子さんのお金の教育、マネーリテラシーに興味がある人にはおすすめ。

お金の「使い方」「貯め方」「増やし方」「守り方」というテーマでそれぞれ書かれているが、「貯金は大事!」という一昔前の常識ではなく、今の子供たちにとって必要な観点がちゃんと押さえられている。

例えば、「無駄遣いをしちゃダメ」って親には言われるけど、何をもって「無駄」なのか?をちゃんと考えさせる。

お金をもらったとき、みんなはそれをどうするか自分で考えて選ぶことができます。使うことも、貯めることも、増やすことも、寄付することもできます。(中略)どちらを選んだら後悔しないかをよく考えて使うのであれば、どちらも正解なのです

ゲームの課金やスパチャ(投げ銭)についても、頭ごなしに否定するのではなく、お金の使い方の一つとして認めている。
親が頭ごなしに否定するのは「自分がよくわからないものに関しては必要以上に怖いと感じる」からだと説明する。耳が痛い。

投資やキャッシュレスなど、これからの子どもに必要な知識も、わかりやすく説明されている。
大人でもよくわからないまま使ってる人も多いし、子どもと一緒に読んだら楽しいかも。

絵も可愛いし品が良い。
マンガだけでもそれなりに理解できる。
浅すぎず深すぎず、小学生ならどの学年にも役立つちょうどいい内容だと思う。低学年ならマンガだけ、高学年になったら文章も読むなど。

残念ながら、野球ブームの息子は小説「バッテリー」に夢中で、マンガ部分しか読んでくれず。
感想は「面白かった。作者がベイスターズファンだった」でした。。。

本との出会いも、タイミングが大事ですね。

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