見出し画像

私の性別

自己紹介が苦手なのと同じで自認って苦手。私は私の何を知っているというのだろうという気分になる。INFJですとか、HSP、クワロマンティック、トランスジェンダー、Xジェンダーみたいなことを自己紹介の欄に書いた方が親切なんだろうけど、なかなか書く気にはなれないし、こんな風に書き並べるだけでもソワソワする。自己開示が苦手なのだと思う。

でも自己理解と自己開示の意味も含めて少しずつ書いてみようと思う。いままであまり触れてこれなかったのは、思いきりコンプレックスに触れるからで、それを明言することはまだできないと思う。でも書き出せる部分は増えてきたように思えるから、少しずつだけど書いていく。

Xジェンダー

Xジェンダーは性自認が男性にも女性にもはっきりと当てはまらない人を指す言葉で、日本独自の言葉で、英語だとgenderqueer、therd gender、non-binary、gender fluid、androgynousなどと呼ばれるらしい。

またXジェンダーといっても性別のとらえ方は人それぞれで、主に中性、両性、無性、不定性の四種類の捉え方がある。

トランスジェンダー

性自認と体の性が一致していない状態の人。最近よく話題になる気がする。未治療?の人への風当たりが強くて、嫌な思いをしてる人もいるような気もするけどどうなんだろう。私は何ごとに対しても当事者意識みたいなのが薄いからよくわからない。

自分が一番近いと思っているのはXジェンダーの不定性、英語で書くとgender fluid(ジェンダーフルイド)。性自認が揺れ動いてるというより、場所、状況によって変化するという感じ。今日は女性、昨日は男性みたいな感じではなく、人とリアルで接するときは男性、それ以外のときは不定という感じだと思う。

自分でもよくわかっていない。そもそも男性性みたいなものがあまりないから、男性と女性をスイッチングしてほとんど別人になるみたいなこともない。ただ自分は男性だと自認し、それに対してとくに違和感もない。

でもよく心に性別はあるのだろうか、とも思う。無性的な考え方なんだけど、自分の心の性別を説明できる人って本当にいるのだろうか。そこが疑問。心には形がないのだからそこに性別なんてものはないように思える。

自分の心にあなたは男性ですか?女性ですか?と問いかけても返事はない。

精神と肉体は一緒に語られることが多い。私は自分の肉体に違和を感じることはない。あるのは嫌悪だけ。それは多かれ少なかれすべての人にあるものだと思う。

でもときどき自分の肉体に耐えられなくなるときがある。何に耐えられないのだろう。やっぱり違和感を感じているのかもしれない。心が「ちがう」って叫んでいるような気がする。

自分の理想の肉体がわからない。男性的にも女性的にもなりたいとは思えない。そういう意味だとやっぱり無性的になりたいのかもしれない。そもそも肉体なんていらないというのが本音。

やっぱり自分の理想の肉体のことを考えると混乱する。男性的になった自分、女性的になった自分どちらを想像しても気持ち悪さを感じる。性別からの脱却したい。

正直もう、性別に関してはあまり考えないようにしている。混乱するか病むかの二択だし、どうしようもないことだから。鏡を見なければ済む話だし、生きていて男性的に扱われることも恋愛と無縁なのであまりない。

それでもこうして書いてるのは答えのようなものが欲しいから。仮でも何か決まれば私なりに生きやすくなる。歩くべき道が見えてくるから。

Xジェンダーという言葉を知ってから私はこれかもしれないとずっと思ってきた。それでも言い切れなかったのは決断力がないから。

何かを決めることって本当に苦手で、もう吐きそうになる。自分のジェンダーを決めることなんて私の場合は誰かに迷惑をかけるわけじゃないし、何かを変えるつもりもないから大したことないって思ってる。明日から性別の欄のその他に丸を付けていくようなつもりはないし、偏見もない。

それでも自分が今まで生きてきた道が崩れてしまうような恐怖がある。なんでだろう。やっぱりそういう何かを決定することからとことん逃げてきた人生なんだろうなって思う。

とりあえず私は今日からXジェンダー(無性)で生きていこうと思うけど何か問題ある?→私
何か問題が起きたらそのたび審議にかけましょう→私

参考

マシュマロ


マシュマロ作りました。文章が匿名で送れます。コメントとかお題?相談?などお待ちしています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?