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西海岸SFベイエリア3泊旅行。金曜と土曜の話。March 2024.

去年9月にふと思い立って遊びにきた友達を、今度は私から訪問。
旅行中にもなんどかつぶやいた。

金曜の朝出発。

UberとLyftという Ride Shareがアメリカでは定番。ボストンの街中で乗る時と違って、郊外にある自宅と空港との往復で乗る時には運転手とおしゃべりすることが多い。

なんと。べろべろに酔っ払った若者を乗せて嘔吐されたとか、暴力を振るわれそうになって、一緒に乗っていた仲間が取り押さえたとか、その子の父親に仲間が電話して事情を説明したら、家まで連れてきてほしいと言われ、送っていったら、お礼を言われるどころか、投げつけるようにお金を渡されたそうな。

「そういう親が育てた子供だってことだよ」

若い女性を乗せた時。シートベルトをしてくれというのに無視され逆ギレされ、やむを得ず急ブレーキをかけたら彼女は前の座席におでこをぶつけたとか。彼の評価(星5段階)を最低にされてしまったのに、どんな理由があろうと客の評価に抗議できない仕組み。

いろいろな苦労があるらしい。

Global EntryについてきたTSA Pre-Checkは想像以上の威力を発揮。エアポートに着いてから、スーツケースは預けなかったけど、セキュリティを通ってゲートまでわずか15分。

6時間のフライト。食事は買わなきゃいけないというので、家で準備。
炊き込みご飯のおにぎりとさつまいも。

Kindleで読書したあともまだ数時間あったので、映画鑑賞。

"Argentine, 1985" を見たと友達に言ったら「そんなの観る人、ほんとにいるんだ〜」と驚いていた。正義が勝つ、Based on a true story は私の好みどんぴしゃり。

到着。BMWのM3でブルンブルンと空港に迎えにきてくれた友達と、ランチ。

まるでサラダのようだった冷やし中華。

空手黒帯3段の彼女が教える子どものクラスを見学してから、イタリアンのディナー。絶品。やっぱりローカルな住人が知ってる店はいい。

翌日はワイナリー見学だというのに、真夜中まで彼女の大好きなワインを飲みながらおしゃべり。私の体内時計は午前3時。

土曜日。
彼女の友達夫婦(日本人の彼女とフィリピン系のアメリカ人の彼)といっしょに Vinyard 2件を訪問。とってもとっても素敵な夫婦で、車の中でのおしゃべりが弾む。

ランチを挟んで2件のワイナリーで Wine Tasting @Sonoma County。彼女たちの好みが Pinot ということから Russian Valleyの近辺で探したとか。

私は20代半ばでアメリカにきて以来、たしなみのひとつ、とか思ってワインに手を出した。白ワインから始めて赤ワインも美味しく飲めるようになった。夏は白、冬は赤。チキンや魚なら白、ビーフなら赤。ワインの種類もそこそこ知識としてちゃんと身についている。私が好きなのは 白ならSauvignon Blanc/Pinot Gris、赤ならCabernet Sauvignonだが、Shirazもいいし最近はZinfandelも飲み込んでいる。Vivinoというアプリに飲んだワインを記録もしている。

でも。どうも私はワインがさっぱりわかってないという自覚がある。どうやったらこのワインから blackberry, oak, vanilla, cherry, chocolate の風味を感じることができるのか、さっぱりわからない。最初の一口を飲んで、あぁ、これは美味しい!と思うことはあるし、げ、これは嫌だ、と思うこともある。が、このワインが気に入ったと思っても、また別の機会に飲んで(うーん、やっぱりこのワインは格別)と思うことはまずないと言っていい。記憶に残らないのだ。

さて。そんな私がワインの tasting に行った。

Vinyardの周囲はそれはそれはカリフォルニアらしい広々とした見事な自然が広がっている。
一種類につきこのくらい注がれる。
合計6種類でおまけもついて結局ワイングラスに2杯ほど飲むことに。

一人$30-35くらい。一気に6種類続けて飲まされても、酔っ払ってくるせいだけじゃなくて、わけがわからなくなってくる。

アルコールを送ってもらえない州に住んでいる私ができなかったワインクラブは一番安くても、巷の酒屋には出回らない一本$40-50くらいの限定ワインが年に数回送られてくる。

ワインの味の深遠さがわからない私の考えでは、一本$30以上払ったら美味しいのは当たり前だから$20くらいまでの予算で美味しいワインを見つけ出すのが醍醐味。そんな私がワインクラブに心動かしたんだけど、結局ダメだということは、私には分不相応ということか。笑。

そして。ランチのタパスの美味しかったこと。

絶品パエリア!!
タコが柔らかくて美味しいのは嬉しい限り。
この他にも数皿頼んだけど写真撮るのを忘れてしまって。

この日の夜は。

東海岸にはない。
ファーストフードのハンバーガー。

友達夫婦も、「ハンバーガーの中で一番美味しいというんじゃなくて、この値段なら上出来っていう感じ」と表現していたが、まさにそういう感じだった。いわゆる"Value"という概念である。Value=価値。払う金額から想定される質を上回る質だから、Valueが高い、ということ。

"Hidden Menu"がいろいろあるとかで、メニューには書いてないのに「ナントカスタイルで」などと彼女は注文した。フレンチフライをクリスピーにしてね、とか。おもしろいなぁ。 

結論からいうと、 テイクアウトすると必ずシナシナになってしまうフレンチフライがクリスピー仕様にしてもらったおかげで、家に戻ってもしっかりしていたので、正解だった。

だから。
やっぱりローカルの人を訪問して一緒に行動するのがオモシロイ。

(続)



ただただ好きで書いています。書いてお金をもらうようになったら、純粋に好きで書くのとは違ってくるのでしょうか。