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Fラン大学に進学した私の高校時代ー地域屈指の進学校の学生だった頃ー [後編]

こんにちは。人間生活ゼミナールです。

今回は、前編に引き続き、Fラン大学に進学した私の高校時代をお話ししたいと思います。

↓前回の記事はこちらです↓

地域トップの別学の進学校に入学した私は、高校3年間、ぼっちで友達がいませんでした。大学生になった今、連絡を取っている高校の知り合いはいません。

高校にはなじめず、クラスメイトからは異質な存在に見えたのか、私は「頭おかしい人」「キチガイ」「変人」「障害者」などと呼ばれていました。(実際、私は障害を持ってはおりません。)


そんな私は、クラスメイトから疎外され、そして教員からも疎外されてしまったのです。

1 「教員からも疎外される」とは

クラスメイトから嫌がらせ・無視をされていた私にとって、教員は最後の頼みの綱であり、信用をしていました。そして。たいていの場合は、教員がそういった生徒の味方についてくれるものかと思います。しかし、私の場合は違いました。教員までもが私に敵意を向けてくるのです。

特に私に嫌がらせをしてきた教員Aについてお話ししたいと思います。

その教員Aは体育教員で、私の高校の先輩でした。その教員は、初めて授業を受ける頃から私に対して敵意をむき出しにしてきたのです。例えば、持久走の授業の際、教員Aは走っている人に向かって「頑張れ-」と声かけをします。そして、私は運動が苦手なので、前の人から半周遅れでビリを走っていました。私の前の人がゴールしそうだというときには、その人に向かって先生は直接応援の声かけをしていました。そして、既に走り終わった人にも応援をするように呼びかけをし、その場にいた生徒全員と教員とで、その人がゴールするまで応援していました。その人がゴールすると、残るは私一人です。すると、突然その場は静まりかえりました。教員は私を無視をし、遠くへ向かって歩き出したため、生徒も私に対して応援をしなくて良いと思ったのか、何も言いません。なんとか私もゴールをしましたが、私には一切応援しない(生徒にも、応援をしないように仕向ける)という態度が不愉快で、教員としていかがなものか、と当時から感じていました。


また、その教員Aと一緒に文化祭の仕事をする(委員会)機会がありました。もう一人の生徒Xと一緒だったため、3人で仕事をすることになりました。そして、校内に放送を流す仕事の際に、もう一人の生徒Xがアナウンスするのか、私がするのかということを決めなければなりませんでした。教員Aは、よっぽど生徒Xにアナウンスをさせたかったらしく、私のしゃべり方を非難してきたのです。「人間ゼミはさ~、しゃべり方が変だよね。人間じゃないってかさ~、あ!宇宙人だよ宇宙人!人間ゼミは宇宙人だよね!ハハハ!」と。そして、「生徒Xもそう思わな~い?」と聞くと、生徒Xも「変だと思う。宇宙人だよ。早すぎて何言ってるのかわかんないし!」と言い、二人して私のしゃべり方を「宇宙人」と揶揄してきました。そして、教員Aは「だからさ、生徒Xの方がアナウンスするのでいいよね?」と聞いてきて、私は心が傷ついていたので、反発することなくそれに同意しました。(私はアナウンスの仕事をやりたい!といった意思表示をしていません。)


また、アナウンスの仕事をしない代わりに、ほかのところでトラブルが起こっているかどうかを確認しに行く、ドサ回りのような仕事を私に命じました。その際に、スマホを持って行こうとしたら、「人間ゼミ。なんか連絡があったら困るから、お前のスマホを置いていってよ!」と言ってきたのです。私は確かにそうせざるを得ないと感じたので(どのような経緯だったのかを詳しく覚えていません)、スマホを置いて行かざるを得ませんでした。そして、連絡が来た場合には、生徒Xが対応できるように、スマホのロックナンバーを紙に書いておけと教員Aに強要されました。さすがにLINEはロックナンバーを解除しなくとも確認できるような通知設定にしていたため、それは必要ないはずだ、と主張したものの、そのスマホを使って連絡しなきゃだから、と言ってきたため、仕方なくロック番号までもを紙に記しました。そして、確認に行って、20分くらいで帰ってくると、スマホは何もされていないように見えました。そして、ロックナンバーも急いで捨てると、教員Aは「スマホ何も連絡なかったよ。てか、ロックナンバーをそんなに急いで捨てなくたって、お前のスマホなんて誰も興味ないよ!」と半笑いしながら言ってきました。確かにスマホを開いてみれば何にも連絡もありませんでした。後に、その20分間は、生徒Xの方に連絡がいくように、生徒Xが他の人に連絡をしていたそうで、私に連絡が来ることは絶対にないようにしていた、ということが分かりました。

教員Aと生徒Xはグルになって、私のスマホをのぞき見しようとしていたとしか思えません。


(どうせ私のスマホの中身をのぞき見たのでしょうが…。その頃、母親と私のスマホに非通知の電話が頻繁に来て、固定電話にもイタ電が酷く、1日に5件くらい来ていました。クレジットカード等の番号は登録していませんでした。)



さらに、その教員Aと生徒Xとの仕事で、資材の管理をする仕事がありました。その資材は、高校の敷地内の廃墟のようになっている建物に置いておくことになっていました。資材の管理自体は、その廃屋(冷房なし、壁は剥がれ、一部崩れかけていて天井が落ちている)の中で行わなければならず、私はそこで1人で仕事をするようにと教員Aから命じられました。生徒Xは別の仕事(生徒に聞き込みをする仕事?)をしていました。管理の仕事が終わったので、委員会室に戻ろうとすると、教員Aから「お前はそこにいろ」と命令され、炎天下の中、冷房のない部屋に2時間ほど止まらざるを得ませんでした。何もしないで2時間が経過し、何も連絡がなく、お昼も食べないでいたため体調も悪くなってきたので(13時を過ぎていた)、その廃屋を自分で脱出し、委員会室に戻りました。委員会室に戻ると、生徒Xは既に教室に戻り、仕事を終えていたようで、居ませんでした。

そして、委員会の先輩から「生徒Xは先に帰ったよ~。そうだ、差し入れにココアと抹茶ラテを買ってきたんだ。ココアは生徒Xが選んだから、人間ゼミには抹茶ラテなんだけど、いいかな?」と言われました。生徒Xは教員Aとグルになって楽な仕事をしたうえに、先輩からの差し入れについてもどっちが良いかと連絡をすることなく、勝手に好きな方を選んだということがわかり、さらに腹が立ちました。(ちなみにその抹茶ラテは冷たさを失っており、大変まずかったです。そして、この1連の事案で私は体調を崩し、血尿が出てしまいました。)

教員Aの行為は、許されるものではないだと思います。


また、担任の教員も、全く私に寄り添ってくれるということはなく、完全に加害者扱いをしてきました。

体育の時間、クラスメイトにボールを何度も頭にぶつけられたことがありました。何度もしつこくボールが当たるので、周りの生徒に「なんかボール飛んでこない?」と聞いてみたところ、「いや全然」と答えられました。はじめはただの事故であり、誰かほかの生徒がたまたま手が滑ってしまっているだけだと考えるようにしていました。しかし、周りをよく見てみると、私だけに、ボールが当たっているのです。また、ボールを当ててきている生徒が誰なのかも、はっきり分かってしまいました。複数名の生徒がこちらに向かってボールを投げてきていたのです。(こちらに向かって、「いくぜ!」とか言って、ボールを投げていた。しかも、その生徒は、その競技の部活動に所属していたため、ボールのコントロールが非常に上手だった。)その時間中、5~6回、後ろから、頭にボールを当てられましたが、何も言わずに我慢していました。

その後も、ボールを当ててくる生徒達(首謀者1~3、その友人)による身体的な暴力(通行妨害をして転ばせようとする、階段でぶつかって突き落とすなど)や、陰湿な嫌がらせ(提出物を隠す、机の横に掛けている荷物をわざと蹴るなど)を繰り返されました。


そもそも、その生徒達は、日頃から生活態度が悪く、たとえば電車の遅延が発生した場合は、遅延証明書を利用して昼まで学校をサボるような人でした。だから私は、教員にその人たちに嫌がらせをされたということを言って助けを求めれば、きっと助けてくれるだろうと考えていたのです。


クラス替えが近づいた冬の日、私は担任の教員に、「来年、とある生徒達と同じクラスにしてほしくないんです。なぜなら、その人たちから身体的な暴力や嫌がらせをされているんです。」と話し、先ほど述べたようなことをされたと話しました。そして、教員は話を聞いた後、私に「大変だったね」とか「大丈夫?」という言葉を掛けることもなく、「え~???そんなことあるのぉ???」と言いました。そして、「そんなに同じクラスになりたくないなら、同じクラスになりたくない人の名前を紙に書いて渡して。職員会議で回すから。」と言われ、一枚の紙切れを渡されるだけでした。(その後、親まで呼び出され、事情聴取をされました。こちらが被害者なのに…。)


結局、次の年、その首謀者である生徒達と、クラスは一緒になりませんでした。確かに約束は履行されました。

ただし、私はその担任の教員が、私の証言を信用してくれたとは思っていません。


なぜなら、その嫌がらせの首謀者1は、超有名・超難関私立大学の上位学部(いま、日本一と呼ばれているところ)に指定校推薦で進学したからです。

その他、嫌がらせの首謀者2・3(私にいやがらせをするように煽った人)は、それぞれ同じ超有名・超難関私立大学の上位学部に指定校推薦で進学し、もう1人の友人は、難関私立大学のとある学部に指定校推薦で進学しました。

※ちなみに、嫌がらせの首謀者2は、私と同じ中学出身であり、中学時代から関係はあまりよくありませんでした。(私はなにもしていなかったが、その生徒は私を勝手に敵視していた。)

生活態度も悪く、学年順位も下から数えた方が早い生徒に、誰もが行きたがるような大学であり、かつ、合格が難しいとされる大学の指定校推薦を、学校側が与えるということに問題があると感じています。学校は、その生徒達に「学校の代表」としてお墨付きを与えたわけです。


結局、教員は何も見ていないのです。私の証言は信じてもらえなかったのです。教員にとって、私がなにか被害妄想を言っているだけで、そのように陰で悪口を言われる首謀者である生徒のほう(実際は加害者なのに)をかばったと捉えて良いでしょう。



2 学校特有の偏向思想の存在

どれだけ私が教員に嫌われているかが、少しでもおわかり頂けたでしょうか。

「ここまで教員にやられるのも、お前が悪いのではないか。」と思われる方もいらっしゃるでしょう。確かに、私は教員にこびるようなタイプではありませんでしたから、それがいけなかったと感じています。

そして、もう1つ確実に言えることは、このように私をぞんざいに扱う教員に限って、偏った過激な思想を信仰していたということです。(その学校は、特定の宗教法人のものに設立されたものではありません。しかし、私の学校の大多数の教員が、共通した、過激な思想を持っているのです。)とりわけ、私の証言を信用しなかった担任の教員は、もし今、治安維持法があれば、逮捕されていることでしょう。そのような過激派思想の教員は、私以外の生徒にはとても人気でした。


実は、1年生の時には、私をかわいがってくれた教員も、少数ですが居ました。その教員は、常識的な考え方をしていて、きちんとした資質を備えている人でした。とりわけささやかな交流があったX先生は、授業中にうっかり、さきほど述べたような教員の思想を批判してしまい(「学校にはびこっている悪しき慣習」のような呼び方をしていらっしゃいました。)、結果、1年間で異動になってしまいました。その先生は、私以外の生徒には非常に馬鹿にされていました。他の生徒達は、授業中にわざと寝る、テストは全く勉強しないといったストライキのようなことまでしていました。

今になって気づいたことですが、その異動になった教員と、私の証言を信用しなかった担任の教員は、同じ科目を担当していました。おそらく、何らかの力が働いて、異動になってしまったのだと思います。


学校の全ての教員が、特定の宗教、団体の思想を信仰しているというわけではありませんが、何かその学校特有の、独特な偏向思想を持っている(一般的には、"ゆがんだ思想"である。)といえると思います。また、私の学校には、そのような偏向思想を好み、共感する生徒が非常に多く集まります。このような状況が、非常に不思議でたまりませんでした。そして、残念ながら、私はその思想に染まることができなかったわけですが、それがきっかけで、学校内でマイノリティになってしまったのだと思います。(たとえば、私に嫌がらせをしてきた生徒達は、そのような教員にかわいがられていましたが、それも同じ思想に共感してくれる人であれば当然の結果ですよね。)

学内で、生徒に嫌われたうえに、教員にも嫌われていたからこそ、受験時に見放され、指定校推薦ももらえず、結果としてFラン大学にしか受からなかったのです。

(ちなみに、指定校推薦の基準は満たしていました。また、模試の順位も、学内で上位10~15%で、偏差値も、ある程度ありましたが(難関大学にA判定)、ダメでした。)



3 異常な高校生活

高校を卒業して、このような学校特有の偏向思想という呪縛から解き放された瞬間、すごくスッキリしました。高校時代から「この思想って、本当に正しいのか?万人にとって、価値のあるものなのか?」と疑い続けていましたが、大学に入学して、色んな高校出身の人を見て、やはり異常であったと確信しました。


大学(とはいえ、Fラン大学ですが)では、教員が特定の思想を強制することがなくて、感動してしまいました。(教員からすれば、「当然」だそうです。異常な世界にいたからこそ、ありがたいことだと感じます。)


4 前編・後編を通じた、まとめ

以上が、私の地域屈指の進学校時代(高校時代)のお話になります。

人というのは、大多数から疎外され、抑圧されると、何か突然悟りを開くらしくて、損をしても、馬鹿を見ても、負け組になっても、正直・誠実・素直であることが大事、という謎の思想にたどり着きました。(もちろんこの思想を誰かに強制することはありません。)

日々生活していく中で、高校時代のことをふと思い出して胸くそ悪くなるのですが、過去を切り離していく、過去までの私は死んだと考えるように心がけています。とはいっても、身に染みついてしまっていますが…。


先ほど述べた、首謀者2の生徒は、中学・高校の同級生(かつ地元が一緒)で、途中までは同じ道をたどってきているのに、大学で分岐して、そいつは人が羨むような道に進みました。それを思うと非常に腹が立ちますが、そいつは要領よく(ズルをする)、嘘をつき、犯罪まがいのことを犯し(人の金を盗む)、嫌いなやつに暴力を振るって、そして勝ち得たものであるわけですが、この記事を読んでいらっしゃる方は、そこまでしてそのような輝かしい道に進みたいですか?また、その生徒は、超一流会社に就職するそうですが(地元にいれば色んな事が耳に入ります)、私はFランで、かつ、コロナショックで求人倍率も下がっている中で、定職につけるのか不安でたまりません。その生徒には輝かしい未来が待っていて、私の未来はお先真っ暗なのです。そのに、非常に嫉妬しますが、やはり、人としてやってはいけないことをやってまでそうすべきなのか、ということについては疑問が残ります。(そもそも私が偏向思想に染まれれば何よりでしたが…。これは私が馬鹿でしたね。)


人生に、人として正しい生き方をすることを第一義として求めてはいけないわけですね。今、就職活動をしている中で、また就活の世界に高校のときのような偏向思想がはびこっているような感じがしていて、正直嫌気がさしているのですが、さすがに定職に就かなくてはいけませんから、今度こそ自分の信条を押し潰して、世間一般の偏向思想に染まれるように頑張ろうと思います。


余談ですが…大学では、そういったしたたかさよりも、誠実さが求められているようです。Fランだからこそかもしれませんが。私にとって、大学は、『人生の夏休みを過ごせる場所』だと感じます。やっと自分の生き方が受け入れてもらえる場所に巡り会えた感じです。出会った先生方のほとんどが、比較的似たような価値感を持っていると感じるのです。こんな私にも、誠実に対応してくださるのです。この温かな、心地よい場所をもうじき去らなければならないのが悔しくてたまりません。再び否定される世界へと戻らなければならないのです。それはそれは、なんともつらいことです…。

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