見出し画像

人生は80億人で同時プレイする脱出ゲームだ

今これなんでやってんだっけ?

と、なにかに夢中になりながら、ふと我に返って思うことはありませんか?

それは仕事だったり、頼まれごとだったり、自分しか出来ないことだったり、遊びだったり、いろいろあると思いますが、それはさておき。

この世があくまで実在するものと仮定した場合、太陽の寿命はあと50億年ぐらい、地球の寿命も30億年ぐらいと言われています。爆発するのか点に集まってしまうのかわかりませんが、とにかくそれが寿命だと言われています。

一方、人類生命を考えた場合。太陽や地球が滅びれば自ずと人類も滅びるでしょう。これは客観的にそうだと言い切れるのではないでしょうか。
ここまでで異論のある人は少ないと思います。

そこで一旦、100億年スパンまで視野を広げて人類の歴史を俯瞰してみましょう。
その視座から今の自分たちを見た時、我々は今何をすべきでしょうか。
あるいは、30億年後の子孫を考えた時、子孫たちはわれわれ先祖に何を期待しているでしょうか。

そう考えると、我々がなすべきことの答えはかなりシンプルになってきます。

太陽系脱出というゴール

客観的にみて、太陽が滅びることがこれから起こる事実であるとするならば、そして人類の存続が人類の願いであるとするならば、人類の進歩が目指すべきゴールは自ずと太陽系脱出ということになります。

時間は億年単位なので、価値観がまったく変わってゴールが変更になることもあるかもしれません。たとえば人類が肉体を捨てて精神的何かに進化するとか、時間をループさせてずっと同じように暮らし続けるとか、人類は実は遠くの星に生えている植物の末端器官にすぎず、人類が消えてもそもそも問題なかったとか…

しかし、とりあえず、現状わかっている事実や科学常識だけで考えれば、物理的な太陽系脱出は人類のゴールの一つとしてかなり現実的なものだと思います。

タイムリミットまで余裕がある今、いかにそのゴールに貢献し、どこまで進捗を出せるか、それが人類がなすべき行動や判断の論点になるのではないでしょうか。

80億人でプレイする太陽系脱出ゲーム

そう考えると、この現実世界は、太陽系脱出というゴールに向けて、地球の全人口80億人で同時プレイするゲームであると捉えることができます。
もちろんプレイヤーは80億人にとどまりません。命のリレーを続けながら何世代にもわたってこのゲームに取り組んでいくわけです。

そのゴールの前に細かい小ゴールがたくさんある

ただしもちろん、太陽系脱出までの間、人類を存続させつづけるという大きな課題もあります。

資源の枯渇や戦争、人口爆発による自滅、天変地異に対応できないなど、克服すべきバッドエンドが数多くあり得ます。これはサステナビリティなどという言葉でも語られていますが、数年先の未来をなんとかしなくてはならないという問題があります。

さらに足元に目を向ければ、サピエンス全史やスマホ脳などで語られるような、人類が生まれながらにして持っている、同胞を排除したり共同体での生き残りを優先するような、アルゴリズムとも折り合いをつけていかなくてはなりません。

我々はたくさんの問題を抱えています。
しかし、現世が太陽系脱出ゲームであるということを、プレイヤーである我々がもし認識することができれば、その進歩を妨げるような考えや行動、社会や経済のシステムを、人類全体で見直すことすら、できるようになるのではないかと考えています。

というようなことを、夜な夜なスプラトゥーンでSクラス残留をかけて遊びながら考えています。今これ何でやってるんだっけ…


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?