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姫路城は巨大な美術品

 2014年8月姫路城散策の日記です。
 
 7月に姫路に転居して早二月、京都や神戸を散策したが、
やはりここは姫路、昨日、姫路城を散策してきた。
朝9時半に家を出て、駅を抜けて20分ほど歩き、
外堀に着いた時は汗にまみれ、
8月下旬の日照りが厳しくまだまだ猛暑、仕方がない

大手門


 外堀を渡って正面の門を潜ると、
内側は広々とした青い芝生の広場が広がっている。
その先に内堀があり、ここからが本丸らしい。
堀の向こうは巨石で組まれた見事な石垣、
上には真っ白な塀が左右に広がる。
塀の向こうに一段と高く大きな天守閣がそびえている。
 

内堀の向こうに天守閣


 最近、修復の覆いが外されたそうで、
真新しい白い壁に、屋根まで白っぽいが、
忠実に再現するとそうなるとか。
敵の攻撃を防ぐ城というより、
巨大な美術品を見ているようで、成程、白鷺城だ。
 
 数年たてば適度に汚れて(正確にはカビが生えるのだが、)
落ち着きがでてくるのだそうだ。
塀の内側の本丸に入るには入場料を払わねばならないが、
まだ建物には入れないとのことだから、今回はここまでとする。
修復が完成する来年春を待つとしよう。

補修中の石垣

 
 広場を散策しながら正面の東(右)に回ると、
数人の職人さんが石垣に取り付いて、手作業で大石を補修している。
桜の深緑の向こうに天守閣がそびえ、正面からの眺めより風情がある。

東側から天守閣を望む


 
 東側の外堀までの広い敷地内には赤レンガの市営美術館がある。
中に入り、常設展(入場料100円)を見る。
展示数は少ないが、コロー、クールベ、シスレー、ピサロ、
モネ、マティスなどがあり、いずれも初めて見る絵だ。
モネの「アルジャントゥイユの泊地の夕日」が素晴らしかった。

モネ「アルジャントゥイユの泊地の夕日」

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