インサイドキックと股関節の痛み〜「内転筋」とグロインペイン症候群〜
鼠径部周囲の疼痛(Groin Pain:GP:グロインペイン)で質的疾患がない症状を鼠径部痛症候群(Groin Pain Syndrome:GPS:グロインペイン症候群)と記されている。
サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、ホッケー、陸上長距離、野球、バスケットボールなどのスポーツで好発すると報告されている。
特にサッカーではプロ、アマチュア限らず相当の人数がこの股関節の痛みを経験している。
仁賀らの報告(2006)によると、鼠径部痛を発症した成人のスポーツ選手約