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コレステロール値を上げないと、ガンになる

コレステロールとガンの関係を考えます。

下図(J-LIT:日本脂質介入試験)を見るとコレステロールが260以上だと全体の死亡率が高くなるが、ガンで死ぬ人は少ないことがわかる。

一方、コレステロール値が180未満でもやはり死亡率が高くなり、なかでも癌による死亡がとても多い。

ちなみに、この図の「冠動脈イベント」とは、心筋梗塞と狭心症と合わせた呼び方でいずれも発症すると命に関わります。

総コレステロールは、日本では悪玉と善玉コレステロールに分類されます。

日本のNHKが広めたという、悪しき造語です。

このように(下図)、善悪で区別するのは、コレステロールを敵とし、その先に利権(カネ)があるからです。

英語では悪玉・善玉とは言いません。

通常、悪玉コレステロールと呼ばれるのは LDL(低比重リポ蛋白)で、HDL(高比重リポ蛋白)は善玉コレステロールと呼ばれています。

googleより

何故なら、健康を保つには、両方のコレステロールが必要だからです。

この2つのコレステロールを、比率で算出する基準値とする考えもあります。

最近は、LH比という比率も重視されています。LH比の算出法は、LDLコレステロール÷HDLコレステロール。つまり、LDLコレステロールが高く、HDLコレステロールが低くなるほどLH比は高くなるということ。また、たとえLDLコレステロールが正常の範囲内でもHDLコレステロールが極端に低ければ、LH比は高くなり心筋梗塞のリスクも出てきてしまいます。一般的に、LH比が2.5以上だと、動脈硬化や血栓のリスクが高まると言われています。さらに、診断や治療の目安として「他の病気がない場合は、2.0以下」、「高血圧や糖尿病、心筋梗塞などの既往歴がある場合は1.5以下」に抑えると良いとされています。

一般的に、総コレステロール(T-chol)の基準値は 120~220mg/dl. です。(血液中に含まれるコレステロールの量を現しています)

基準値より高い場合は、「高コレステロール血症」と診断されます。

しかしながら、180以下では、死亡率が急増するので特に注意が必要です。

グラフを分析すると、260未満までは許容範囲です。

このグラフの観察・分析から、日本人にガンが急増している理由のひとつは、コレステロールを悪者扱いして、極端に下げることを推奨しているからに他なりません。

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