見出し画像

介護事業者の利益率が過去最低の「2.4%」特養「-1.0%」老健「-1.1%」と初の赤字

*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和5年11月14日(火)第1104号*****

◆◇◆◆◆─────────────
介護事業者の利益率が過去最低の「2.4%」特養「-1.0%」老健「-1.1%」と初の赤字
─────────────◆◇◇◆◆

 介護事業者の経営が、悪化している状況が鮮明になった。厚生労働省が先週金曜(11月10日)に発表した「令和5年度介護事業経営実態調査結果」によると、介護事業者の昨年度(令和4年度)決算は全体の収支差率(=利益率)が「2.4%」と過去最低だった。

 またサービス種別にみても、特養が「マイナス1.0%」老健が「マイナス1.1%」と、厚労省が調査を開始して以降で初めて「マイナス(=赤字)」となった=表・厚労省HPより。紫色のラインマーカーは、弊紙による加工。厚労省によると、他の一般企業等の、全産業の平均の利益率は「6%程度」で、介護業界とは大きな差が生じている。

ここから先は

1,605字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?