【不安じゃない日なんてない】〜私が日記を続けられないワケ〜

 日記を毎日欠かさず書くなんてこと、今までもこれからも、私には向いてないと思っている。

でも3年前に患った肺癌をきっかけに、日々過ぎゆく生活をメモ程度でもいいから残しておきたいと思うようになって、寝る前の数分前、走り書きでその日にあった良かったことを書くようにしている。(それでも毎日じゃない笑)

走り書きでは、良くなかったことは、あえて書き残さないようにしていて、将来見返した時に思い出して落ち込むという現象が起きないように予防している。

私が日記が続けられない理由の一つに、その読み返して落ち込むということがある。

せっかく忘れていたのに、見返した日記で当時の嫌な気持ちが蘇って、日記を続けることが虚しくなってしまう。思い出してもいいことないんじゃ、続ける意味がない。10代の学生の頃はそれで何度も挫折してしまった。

面白くもないし、人に読ませるようなものでもない内容が、自分の心に重くのしかかってくる。

 走り書きに残す良かったことは、本当に些細なことで、スーパーですれ違った子供が手を振ってくれて可愛かったとか、カフェのお姉さんの接客が親切だったとか、ほんとにちょっとしたこと。

だけど、私の気持ちがその一瞬、柔らかくなったなぁと思える体験を書き留めている。

何も良いことなんて今まで一度もなかったような気がするときも、読み返すことでちゃんと良いこともあったことを確認する。自分の認知を歪ませないために必死だ。

きっとそこまでしないと気持ちが落ち着かない不安性なんだと思う。

心身ともによく不調になるから、常に不安だし後ろめたい。稼ぎも悪いし、愛想も良くない。

油断するとすぐネガティブなことを言ってしまう。
今日はとくに疲れてるのかも。早めに寝よう。

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