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「転落人生」ってタイトルつけたくなるようなSTORY_④

意味不明のワクワクが教えてくれたこと


さてさて、前回までの①~③では実際に起きた出来事を書いてきました。

今回はもう少し、”感じたこと” など、感覚的な事も書いてみます。

この一連の発端となった出来事が現れてから、それまでの人生で体験したことのない種類の恐怖を感じていましたし、そして ”裏切られた” と感じた悲しみと苦しみで、なかなか平常心では過ごしていなかったと思います。

市川への引っ越しを終えても、少しはホッとしたものの、その心理的な辛さは変わりませんでした。

この時の事は、世間一般的な視点から見たら「夫が悪いことをした」と見えるかもしれません。
妻を裏切り浮気をして、さらに多額の借金をしていた、って。
「離婚しないの?」と当時よく聞かれましたが、でも私にはそういう気は全く出てこなかったんですねー。
(あ、うそ。「よく聞かれ」ではないな・・。ほとんど人に話さなかったから。)

どこか私の土台のようなところで、
 「起きるべくして起きることが起きたんだ」
という事がわかっていたのだと思います。
表層では辛いと感じながらも、どこか腹の座った感もあるというか。

それでも時々、夏のあの晩の決定的な出来事と、その感情がフラッシュバックのように襲ってきて、ひどく苦しめられたこともあります。

そんな日々を過ごす中、ある時、ふと
”わけのわからないワクワク” が、どこからか急に湧き上がって来る、ということがありました。

それは、キャー!というような高揚感ではなく、静かなものなのですが、
でもとても深く残るというか・・
どこから来ているのかわからない、重みのような真実味を含むものでした。

もう意味不明です。。
借金まみれで、
こんなに大変な事が起こっているのに、ワクワクだなんて。


そして、すごく感覚的な事ですが、このワクワクは私に
「大丈夫だ」
という事を伝えて来ました。

・これは起こるべくして起こっている
・これは大丈夫だから起きている
・これは(あなたが今)大丈夫になったから起きている

、、こんな感じでしょうか…。


そして、何故どうやってそれがわかったの?と聞かれてもうまく答えられないのですが、
この世界は
「全ての事は大丈夫」
「大丈夫な事しか起こらない」
本当に大丈夫じゃない事なんてありえないし、起こりえない、という事を、この時知らされました。

もしも大丈夫じゃないのなら大丈夫じゃないうちはまだ起きなくて、大丈夫になった時に起きる。

だからとにかく大丈夫。

これは私個人へのメッセージじゃなくて、全ての人というか、この世界で起きること全てがそうなのね。


~~

そして私は、表面的には時々泣いたりわめいたり怒ったりしながらも、
夫と2人3脚でこの人生を再スタートさせたのでした。♬




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