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【映画感想】潜水艦バトルは静かに熱く!続編はあるよね?!

■映画名

沈黙の艦隊

■鑑賞日

令和5年10月1日

■個人的点数

80点 第一部って感じ

■概要

映画館での予告編を観て、なんだか面白そうだったので視聴してきました。(映画の予告編ってやっぱり大事ですね)
原作はかなり前(1988年連載スタート)の漫画で、潜水艦による臨場感たっぷりの戦闘だけでなく、核戦争や国際政治等の問題提起を絡ませている作品です。当時の世界情勢を反映しており、何とも重厚な雰囲気を出しており、その人気は健在です。
私個人は、原作は全く知らなかったため、この映画が初見となりました。批評サイトを見ていると、ファンからは結構批判されているようですが、私は素直に楽しめましたね。
それでは、徒然なるままに行ってまいりましょう!

■徒然なるままに

◎出演者の豪華さ、際立つ

豪華な役者人に脱帽です。主役級もさることながら、脇を固める役者が素晴らしいです。最初、主演の大沢たかおさんの演技に違和感を覚えたものの、次第に慣れてくると平気になってきます。どうも、ドラマ「JIN」のイメージが強すぎていかんです。江口洋介さんは相変わらずいいですね~。出番は少ないのですけど、いい演技します。何やらせてもカッコいい!ただ・・・上戸彩さんの演じる役は、正直いらないと感じてしまった。今後の展開に重要な役割が用意されているのかな??

◎登場人物が多いわりに

登場人物、多いです。しかし、はっきり言って一人一人の掘り下げ方は少なく、モブキャラっぽく見える人物もチラホラ。あまり説明もされないままにキャラクターが登場していくため、結構おいて行かれる感を感じたのは、自分だけではないはず。まぁ、何とか理解できる範囲ではあるのですけどね。映画はコンパクトのまとめる必要もあるため、難しいのは理解できますので、これ以上の文句はいいません!

◎潜水艦同士の戦闘シーンは必見!

この作品の見どころの一つは、潜水艦の静かな、それでいて熱い戦闘にあります。音の少ない海の中で、ソナー音を頼りに相手の居所を探す。上下の移動による攪乱戦法。魚雷による派手な打ち合いはありません。代わりにあるのは、静音の中で行われる息もつかせぬ、いや、息をすることを忘れそうなくらい緊張した戦闘です。この臨場感は、実際に劇場で観ないと伝わらないかもしれません。演出の妙が光ります。
ちなみに、自分が真っ先に思い出したのは「ふしぎの海のナディア」というアニメです。みたことある人ならば、通じるはず。

なお、もう一つの見どころは「国際政治の問題提起」です。こちらも物語の厚みを増している要因ではあるのですけど・・・うまく書けなさそうなので、今回は割愛します。

◎主題歌・・・どうなんだろ?

主題歌は、ADOが歌っています。私は詳しくないのですけど、最近の人気アーティストです。
私としては、楽曲をあまり聞いたことのないアーティストなのですが、なんとなく主題歌に聞き覚えのあるような感じを受けました。それもそのはず、楽曲提供はB‘zじゃないですか!ADOも悪いわけではないです。ないですけど・・・B’zにも歌ってほしい!と思うのは自分だけではないでしょう。

◎むしろ知りたかった

今作品は、かなり中途半端な感じで終了します。「えぇ、ここで?!」と思うこと間違いないでしょう。正直、最初から「○○編」とか「第1章」とかつけ方が良かったんじゃないかとすら思います。まぁ、これも戦略の一つかもしれませんけど。
次回作を期待するくらい面白かった!ということですけどね!


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