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書評「LIFE PACKING 2020 未来を生きるためのモノと知恵」

高城剛さんが自分が今使っているモノを紹介する書籍「LIFE PACKING」シリーズの第3弾が発売されたので、発売日にKindle版で購入しました。

2012年版がこちら。

2016年版がこちら。

2012年、2016年から明らかに変わったところ

2012年、2016年と比較して明らかに変わったのが、ガジェットが減って、サプリメントに代表されるような健康に関するモノが増えたこと。高城剛も56歳ということを考えると、健康に留意するモノが増えるのは当然という気もしないではありませんが、日本では売られていないサプリメントや市場にあまり出回っていないモノを使用しているところに、高城剛らしさを感じます。

そして、2016年と大きく変わったのは、バックパックや洋服などの自作品が増えたこと。自分で欲しいものは自分で作る。PCを自作するかのように自作してしまうのは高城剛とも思えますし「MAKERS」という書籍に書かれていたことを思い出します。

高城剛というOSが扱うハードウェア最新版が「LIFE PACKING」

高城剛のモノや自分の身体に対する考え方は終始一貫しています。人生を楽しむために、楽しいことがある場所にすぐに移動できるように、自分が背負うモノは極力減らし、身体もモノもアップデートしていく。過去にとらわれず、未来をいかに楽しむか。楽しむためには、アップデートするためには、自分の身体もトレーニングで変えていく。高城剛にとって、自分の身体はモノを扱う「ソフトウェア」であり、モノはソフトウェアが扱う「ハードウェア」なのかもしれない。そう感じることがあります。そう考えると、本書は高城剛というOSが扱うハードウェアの最新版のお披露目なのだと思うと、より楽しめる書籍だと思います。

誰が言ったか「モノは人を現す」という言葉があります。自分が持っているモノがその人となりを現す、という意味ですが、そう考えると、高城剛が語る言葉以上に、高城剛のことを語っている作品といえるかもしれません。

まぁ、そんな小難しいことを語っている僕も、本書を読んで自分が欲しい物を改めてリストアップするのが楽しみだったりします。早速何点かの商品は試しに買ってみることにしました。今から到着がたのしみです。


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