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52. 壁のあったころのベルリンは、どのような空気の街だったのだろう

2019/1/19 Berlin

明日はチェコへ移動するので、実質今日がベルリンの最終日。天気は昨日以上に快晴だった。

朝食に洋梨2個を食べて少し仕事をしたあとに、外へと出かけた。目的地は今日もギャラリーが密集しているアウグスト通りである。

昨日、遠回りをしてしまったのを反省して、グーグルマップを見ながら真っ直ぐアウグスト通りにたどり着いた。写真を撮りつつ、現代アートを展示しているクンストヴェルケ現代美術センターへ行こうと歩を進める。

ここは展示もさることながら併設しているカフェの評判が良さそう。期待したのだが、イベントがあるらしく夜8時からオープンと書いてある。こういうのはタイミングなので、まあしょうがないですね。今回は諦めることにする。

このあとはアウグスト通りをぐるぐる回って、写真を撮った。フィルムなのですぐに結果はわからないけれど、良い感じのが少しはありそうな手応え。

歩いているうちに、市場が開催しているところへ出てきた。地下鉄のHackescher Markt駅前の広場。土曜日ということで人手もそれなりにある。出店の数は30軒くらいだろうか。2周ほど回ってから、市場をあとにした。

それにしてもヨーロッパの市場というのは、どこもほとんど呼び込みをしない。店主は座って前を通り過ぎる客の姿を目で追いかけるだけである。

これがアジアであれば、壊れたラジオみたいに同じセリフを繰り返したり、通行人に声を掛けて呼び込みをしたりするのに。ヨーロッパでは、「強制はしない。寄りたい人だけが寄ればいい」みたいな感じなんだろうか。

そのすぐ近くには、ベルリンテレビ塔が上空から我々を見下ろしていた。この塔は東ドイツ時代に建てられたもので、全長368メートル。ベルリンの中心部を歩いていると、どこにいてもこの塔の存在を感じることができる。いわばベルリンを象徴するような建物だ。

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