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視覚障害の友人:杖も持たずにぐいぐい進むだと!?

タイトル画像:とは言え杖を持ってる人のイラスト

白杖、という文字と読み方がドラマやコミックのお陰で少しですが世の中に浸透していい感じです。

視覚障害のある方は、見えない具合も色々だし、杖を持たない人もいます。

でも、わたしの知り合いで全盲の男性。特定場面ではありますが、白杖無しでスタスタ歩いて行く現場に遭遇!

なんで?大丈夫?と思ったのですが、聞いてみたらかなり納得。

驚いた時のイメージはかなり鮮明に記憶してますが、それを記事にしてみます。

全盲ということは見えないということである

当たり前ですが、そういうことです。

そして。

見えないということは、行動するのが大変、と思い込んでました。ここまで、割と普通のことだと思ってましたが、驚愕のシーンに出会います。

飯食いに行きましょう!スタスタスタスタ…

仕事でお伺いした先で、昼ごはんを一緒に食べましょう!となりまして。

仕事の部屋から出る時に白杖持ってない!しかも、私の肘や肩に頼らない!むしろ先導する形でスタスタと!

なんでなんで!?と聞いたら、「毎日のコースですもん」とアッサリ。

そうなんです。

勝手な思い込みでした。彼の空間認知能力と、運動再現度は相当自分より高度だったのです。

自分も慣れてる場所はありますが、夜電気をつけずにトイレ行こうとするだけでその辺のものをひっくり返したりします。

彼はそれもない。

他にも「なんでなんで?」

彼がいつも使い慣れてない場所で会った時。

「そこの柱が…」

待て待て待て。なんで柱がある事がわかるの?という会話が。

彼は、音の反射の具合がそこで変わる、さらにその大きさがふんわり分かる。多分柱だ、ということ。

他にもなんでなんではありますが、この二つだけでもかなり驚いたわけです。

視覚情報がカットされたら他の情報

我々も例えば騒音のひどい場所で人に何かを伝える時、身振り手振りを駆使することもあります。

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日々の生活で、障害のある方に接してる人は少ないと思います。 幸い様々な方と仕事で知り合い、様々な気付きがありました。その気づきを書いていきます。 一見雑に見えることも書きます。リアルな接触体験は、ヒューマニズムに溢れたものばかりではないのです。 そのため、少しだけ敷居を作らせていただきます。

様々な障害を持つ友人がいて、一緒に活動するだけで、様々な知見が得られます。無力を感じることも。 でも、少しでも自分の気づきを世の中にシェ…

まだまだ色々と書きたい記事もあります。金銭的なサポートをいただけたら、全額自分の活動に使います!そしたら、もっと面白い記事を書く時間が増えます!全額自分のため!