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いってらっしゃい!のその先へ

どうも西尾です。

本日2月4日は立春、二十四節気において春の始まりとされますが、まだまだ寒い日が続きます。

そして、ヤツが暴れだします…そう!“花粉”です。

昨年、私も花粉症になってしまいまして、鼻水が止まらず、目も痒くなり大変でした。

今のところ未だマシですが、今後が心配です。


いってらっしゃい!のその先へ

小笠原・父島で感じたこと

東京から南へ約1,000km、太平洋に浮かぶ小笠原諸島の父島。

小笠原諸島は大小30の島々からなり、亜熱帯性気候の雄大な自然が残されており、世界自然遺産にも登録されております。

小笠原諸島で有人島は父島と母島のみで、約2,500人の方々が暮らしております。

交通アクセスは東京・竹芝桟橋から出発するフェリー“おがさわら丸”で、所要時間は24時間、丸一日の船旅です。

フェリーの便の都合上(週一便)、父島または母島で3泊することになりますが、この3泊は小笠原諸島を訪れるだけの価値が十分にありました。

そして、最終日の父島・二見港を出発する時が、最も感動したと言っても過言ではありません。

フェリー乗り場に多くの島民の皆様が見送りに来てくれました。

見送りにきてくれた島民の皆様

その中に、「いってらっしゃい!」の旗を持っている方々が、更に多くの皆様が「ありがとう!いってらっしゃい!」と手を大きく振ってくれます。


いってらっしゃい!の旗で見送り

「さようなら」ではなく「いってらっしゃい!」…

今思い返しても感極まる瞬間でした。

フェリーが動き出し、港を離れ二見湾から外洋へと向かっていると、地元の漁師の方やマリンレジャーの皆さんが船で見送りにきてくれました。

船で見送り

船に乗っている方々が「ありがとう!」「いってらっしゃい!」と言いながら海にダイブします。

こちらも大きく手を振り、ダイブした瞬間に拍手喝采!

フェリーに乗っている私たちの心も高揚しています。

まるでエンターテイメントショーを見ているように、最高に感動しました!


別れ際の感動

「いってらっしゃい!」

普段何気なく「いってらっしゃい」と送り出したり、または送り出されます。

学生の頃、朝寝坊をしかけたことがあり、速攻で着替えて準備をし、朝食も食べずに、家を出たことが度々ありました。

自分が寝坊したのに、「どうして起こしてくれないんだ!」と機嫌が悪くなり、遅刻することへの焦りもありイライラ。

家族からの「いってらっしゃい!」の言葉に耳も傾けず無言で家を出た。

今思うと自分の未熟さがよくわかります。

今では「いってらっしゃい!」の一言がどんなに嬉しいことか。

小笠原への旅で「いってらっしゃい!」の言葉の有り難さを改めて実感しました。

「いってらっしゃい!」

「いってきます!」

そして「ただいま!」

またいつの日か小笠原にも「ただいま!」と言いたい。

そして、自分が見送る側になったらしっかりと伝えたい。

「いってらっしゃい!」と。

いってらっしゃい!のその先へ


以上になります。

お読みいただきありがとうございました。



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