2017年5月、体調もよく、凍結してある分割胚の１つを移植。

その頃は食事改善を初めて約2か月程たち、1週間に1回のペースで鍼灸院にも通っていて、
移植後もそのまま鍼灸院へ行き、着床しやすいように身体を整えてもらい、私にとって、鍼灸で身体をメンテナンスしてもらうことは安心感にも繋がっていた。

今度こそいけるかな？
いやいや、あんまり期待してもダメだった時のショックが大きいし。

期待と不安が入り混じった気持ちを打ち消すかのように、いつも通りの日常を過ごすように努め、着床しているか確認のための診察の日。

移植後の診察はなんともいえない緊張と不安とで、こっそり手のひらに人文字書いて飲み込んでみたり、ヨガで習った深呼吸をしてみたり、この時間が1番つらいかも。

いよいよ呼ばれて診察。
この日はM先生。

呼ばれるやいなや、真面目な顔のM先生。
あれ？いつもの軽い感じの挨拶は？
そっか、またダメなのか。
そして、一言。

「妊娠してるよ！」

そして次の瞬間、

「やったねー！！！」

とハイテンションでハイタッチ！

その時のM先生のあまりもの喜びように、何事かと正直びっくりしてしまい、戸惑いながらもハイタッチ！

hcgは1900。

やっとここでジワジワと喜びがこみ上げてきて、私もこんな数値出せるんだ、やっと最初の難関をクリアできたと涙がこみ上げる。

そしてM先生も、
◯尾さんみたいに、今まで他院でずっと頑張って結果が出なかった人が、うちの病院で妊娠出来ることが1番嬉しいと言ってくれ、さらに２人で感動(涙)

こんなにも、私以上に喜んでくれる先生は初めてで、今まで、20年近く自分も看護師してるけどここまで純粋に患者さんの事を思って喜んでくれた医者いないよって。
ここのクリニックに転院してきて本当によかったなって。
ここでお世話になりながら卒業の日を迎えたいと強く心に誓ったのでした。

#不妊治療 #体外受精 #着床障害 #橋本病