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科学者達が探求した先に到達したこと

昨年11月に京都大学のシンポジウムに行ってきました。
我が国が抱える課題を様々な分野(地球科学、医療等)から先生方が分析、プレゼンテーションし、議論を展開しました。
夫々が科学の各専門分野をトコトン突き詰めた結論は、要約すると次のような内容でした。

現代日本の脆弱性は、天(神)を見失ったからである。
その結果としてを失い、日本は存亡の危機に陥っている。
しかし日本は諦めいない!
天(神)と、我欲…どっちが大切かというと、答えは決まっている。
これについて正しい判断と行動が出来ていれば、日本は今の様な事態に陥っていない。
信仰心を取り戻した瞬間、視野が広まり、そこに愛が生まれ(敬天愛人)、
日本は未だ未だ、蘇生できる!
利害損得を超越した精神が、日本を復興させる。
自分はもう引退ムードだから、教育で、次世代に繋いで行かねばならない。

京都大学シンポジウム(2023年11月11日  京都大学百周年記念ホール

これが、科学の各分野からそれぞれが真理を徹底追求
したベテラン科学者達が到達した結論でした。
真剣に熱く語る姿に、私も強く頷きました。
鎌田名誉教授(理学部)と藤井聡教授(工学部)の会話 ↓
「この場には工学部と理学部の専門家がいるが、
やはり考え方の基本は哲学的視点から共有しなければ駄目だ。
『そもそも善とは何か?生とは?死とは何か?』
そういった物事の根本を、日常的に議論しておかねばならない。
哲学的な思考なくして、日本の課題は解決できない

また、↓こちらは2年ほど前の伊藤貫氏のご意見です。
「日本人は薄っぺらな思考で哲学的深みがない。
吉田茂から岸田総理まで77年間続けてきたこの路線は卑屈で甘い汁を吸う為にアメリカにしがみ付き、
アメリカ相手にカネ儲けをしてきた。」

アメリカの高官らが日本を心底軽蔑する様子を見て来た伊藤貫氏はこうも言っています。
「アメリカは哲学的深みのない薄っぺらな日本の卑屈さ
百%見抜いており、
百%軽蔑している。
例えば国務省の日本担当官と話をすると
彼らが日本人を、徹底的に軽蔑しているのが解ります。」
「吉田茂から今に続く卑屈な日本の生き方は、
哲学的、宗教的な価値判断力が全くありません。
これは『動物』との違いが無い、
衣食住の必要性だけを考えている。こ
んなものは、もう人間以下なのです。」
これが伊藤貫氏が、雑誌『クライテリオン』で記した「日本の最期」の結論です。
そして伊藤貫氏が日本に期待する価値判断の基準について、こう述べておられます。

「僕は神は存在すると思っています。
神の如き存在がある。
神に忠実でなければならない。
目の前の権力とか、目の前の世論、目の前の人気、目の前の損得…
そういうものを価値判断の尺度にしない。

特定の宗教に属していなかったソクラテス、プラトン、アインシュタインら…
彼らは、神の存在を信じていた。
僕もそういう神の如き存在があり、自分のやっている事が神さまの前に出て恥ずかしくないか?神に申し開き出来るか?と自問する。」
以上が、伊藤貫氏の意見です。
私達は、物事を分析する時、2つの視点からとらえます。
・「どのようにして?」…科学的視点 
・「なぜ?」…哲学または宗教的視点
この二つの視点が一つに融合化された分析方法論が
世界の課題を抜本的な解決へ導く
と確信します。

「なぜ?」…人間は人生と宇宙に対してどう捉え、どう解決すべきかをいつも考え続けてきました。
最も根本的な疑問は、
「なぜ、この宇宙と人間が存在するようになったか」
という点に尽きます。

( ↓ 動画の元記事は ↓こちらです)


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