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コメントはTwitter @nishysuke まで ネタバレを気にせず、何かしらのコンテンツの感想を残していく。 今は映画オンリー。

最近の記事

HELLO WORLD

まず一言。 映画公式サイトは見ないこと。予告編も観ないこと。 余計なノイズが無いほうが、この作品は楽しく見れると思います。 「え? でもそれで面白いの?」と思う方へ ・音楽はOKAMOTO’S、official髭男ism、Nulbarichなので劇伴がとてもよいです ・CGアニメですが大丈夫。サマーウォーズが観れた方ならついていけます ・ちょっとSFですが大丈夫。物語のペース自体は早くないのでついていけます ・監督はソードアートオンラインの人です。安心できます なので

    • 君たちはどう生きるか

      ※ネタバレします! どんな映画かどうかだけでなく、作品の内容自体にもガンガン言及します!  まだネタバレを読みたくない方は、いますぐブラウザバック! さて、警告はしたので・・・・ ここからはどんどん書いていきましょう。 いや~~、これは感想めっちゃ分かれそう。 観た人なら共感してもらえると思うけれど、まぁ、観て全部わかるような内容のものじゃない。 観た、よかった。でも、これなんだったんだ? となる。 物語というか、作品を分解したり、細かい描画を掬い取って楽しんだりする人

      • 時をかける少女

        映画自体がとても久しぶり。なのでnoteを書くのも久しぶりです。 (「すずめの戸締まり」は公開初日に観て書いていたのだけれど、公開し忘れていました。機を逃した) 今回は作中に出てくる「ナイスの日(7月13日)」に合わせた再上映を観に行きました。 ・2~3回見たことはある ・話の大枠は覚えている ・奥華子のタイミングもだいたい覚えている という状態でかなり久々に観たんですが、この映画、面白いすね。 面白い。 予告編はこちら (ちなみに、予告編最初の語りは作中に出てこない撮

        • ちょっと思い出しただけ

          ※ネタバレは直接しませんが、作品の雰囲気はわかってしまうかもしれません。 尾崎世界観が主題歌の映画。 友人が称賛していたのと、同じようにクリープハイプが主題歌だった『百円の恋』がけっこう好きだったので見るっきゃナイトを決めてきました。 ※過去記事はこちら。 ところで、映画館っていつのまにメンズ/レディースデーがなくなったんだ? 予告編はこちら。 「作り」を意識しながら観た映画だった。 最初の入りは非常に静か。さみしいと感じるくらいで。そこから音が増え、動きが増え

        HELLO WORLD

          ブレードランナー

          どこからどこまで人間ですか? どこからどこまでを動かなくすると、命を奪った罪に問われますか? ここまではただの器物損壊で、モノを壊しただけですか? こんな問いを考える世界は、もうフィクションじゃないですよ。 ブレードランナーの製作は1982年、舞台は2019年で、現実はもう2022年です。 「いやーAIモノ好きなんだよね~」と語った際に、「観ておけ!」と飲み会の度に数回言われていましたが、ようやく手をつけることができました。 有名作なので不要かもですが、予告編はこちら。

          ブレードランナー

          映画大好きポンポさん

          「ポンポさんの映画化がきったぞ~~~!」 はい。公開初日に見に行きました。初日をめがけて観に行ったのは「天気の子」以来です。※なんやかんやで投稿タイミングを失っていた。 自分は ・原作大好き(でも3巻は未読) ・ストーリー進行より、価値観やメッセージ指向 ・「コンセプト」という言葉が好き ・根が暗く、アニメ化や実写化に過度の期待はしない ので、映画化については 「劇中劇を映像で見てえな~」 と期待して観に行ってました。 この点については良かったですね。

          映画大好きポンポさん

          空の青さを知る人よ

          大人になると、決着をつけたくなる。 正確には、決着をつけられなかった過去の諸々を引っ張り出して、日々の、今の生活を少しばかり追いやって、どうにかこうにかしなきゃいけない時が来る。現に俺も何回か来た気がする。人生の中で。 それが必要になった時、実は決着をつけることが大事で・・・そのあとにどうなるか、なんて知ったことではない。 けれど、それをしない人生は、どう考えてもありえない・・・どう転んでも、前にはすすめやしない、なんてことがある。 そんな感じで、過去の青春の思い出と

          空の青さを知る人よ

          きみと、波にのれたら

          映画を観るかどうか決める大きな要素に「監督名」がある。 たとえば「新海誠」なら公開初日に映画館で観るし、「細田守」ならもう観ない(時かけとサマーウォーズは除外)、といったように。 その基準で考えると「湯浅政明」という名前は「観る」一択になる。 他にも映画を観るかどうか決める要素に「キャスト名」と「主題歌のアーティスト名」がある。 たとえばキャスト名の下に「アイドルのグループ名」が出てきたら「観ない」となるし、「主題歌のアーティスト名がアイドル」でも「観ない」となる。

          きみと、波にのれたら

          劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス

          ラティアスかわいいよ~~ てか妹なのにお前のほうがタイトルで兄より先に来るのかよ! と思ったけど、図鑑番号はラティアスが先なのね。知らんかった。 予告編が見つからなかったので、Amazon Primeのページから見てね おしゃれな映画。 特に音楽がとっても素敵ですね。なかでも序盤から中盤までの音楽はポケモン映画らしくない曲調で、とても良さがあった。レイトンシリーズのBGMが好きな人は特に気に入るんじゃないかと。 もうとにかくおしゃれ、哀愁がある。 基本的にはポケモ

          劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス

          ミュウツーの逆襲

          1998年に公開された不朽の名作。 今観ても素晴らしいっすね。 予告編はこちら。 ポケモンのアニメシリーズって、多少のことはあれど、基本的には友情とアツさと爽やかさで成り立っている印象があった。 なので、劇場版の1作目でこんなに暗くて重い作品を世に送り出した制作陣はすごいな、と思う。 いま観ても凄いのもそうだけど、5歳かそこらのときの自分が観たときにも残るものがある作品だった、というのもすごい。 今回の悪役であるミュウツーは、生きる理由を強く追い求める存在だった。

          ミュウツーの逆襲

          ペンギン・ハイウェイ

          気づいたら5か月以上も更新していなかった。 飲み会のたびに「お前も早くnote更新しろ」と何度せっつかれたことか。 実は映画は何作か観てはいた(だいたい2回目以降)けれど、どうにも書く気がしていなかった。 あと、映画館で観た映画については書きにくい、というのもあった(だいたいそのあと酒を飲んで細かいところを忘れるから)。 今回は久々すぎて観る作品が決められなかったので、気になっていた作品からアンケートを取り、最も票を集めた作品にすることにしました。 というわけで、今

          ペンギン・ハイウェイ

          映画Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!

          プリキュア映画は以前もnoteにしており、今回が2作品目になる。 前回はじめて観た時の記事はこちら。 前回はざっくり言うと「正義とは何か?」「幸せとは何か?」といった、この世から無くならない悩みや理不尽に対して、彼女たちはどのような答えを提示することができるのか? というところが見どころだったと思う。あとラストの演出。 だが、今回のプリキュアに関しては全然違う観点からみて面白かった。 キービジュアルはこちら(予告編が見つからなかった)。 色々と面白い作品だった。その

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          マイ・インターン

          観た映画は大きく3つに分けられる。「おもしろい映画」「つまらない映画」、そして「許せない映画」だ。「おもしろい映画」「つまらない映画」はそのまんまで語ることもないので「許せない映画」の説明をする。 「許せない映画」は、脚本のテンポが良く、映像も綺麗で音楽も気持ちがいい。俳優の演技もキャラ立てもしっかりしていて、キャラクターの生き生きとした感情が伝わってくる。のだが、その砂糖菓子で包んだ極悪な思想により、観た人の心を蝕んでいじめる映画が「許せない映画」である。 今まで俺の映

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          マインド・ゲーム

          怪作にして名作。すごく良かったんだけど、観終わって最初の感想は「なんだこれ、どうやって作ったんだ!?」だった。 正直、どこから語ればいいかよくわからないくらいには濃密だった。映像、手法、音楽、色彩、ノリ、ストーリー、どれもすごい。のだが、よくわからない。凄いのはわかるんだけど・・・マジメに語るのがこの作品の味わい方なのか? と考えるとさらによくわからなくなる。 でも、ただの怪作ではない。この映画で言いたかったこと、大事にしていることはわかるのだ。 とても不思議だったのだ

          マインド・ゲーム

          トレインスポッティング

          Train・・・続くもの、連なっているもの Spot・・・点、斑点、しみ 麻薬中毒者にとってこれが示唆するのは、注射器を何度も差し込んだ自分の左腕だろう。続く斑点こそ、自分が快楽に溺れた証拠であり、純然と残る自分の犯した「罪」だ。社会的に、麻薬の常習は「罪」とみなされている。 でも抜け出せない。快楽を手にした瞬間、蟻地獄のようにどこまでも地中の深いところまで行ってしまって抜け出せない。人類全般において快楽とは"そういうもの"だ。 「トレインスポッティング」は、そんな9

          トレインスポッティング

          こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

          映画を観るときに「実話かどうか」なんて気にする人いるのか?? エンターテイメントに実在性を求めるなんて本末転倒だろ。逆に「実話じゃないと観ない!」なんて人いるのか? 正直よくわからん。ずっと犬の映画でも観てろ。 と、俺の頭の中に住んでいる実話主義者を殴ってすっきりしたところで冷静になりますか。 舞台は札幌。大泉洋、高畑充希、三浦春馬が登場する映画ですね。なんと華々しいキャスト。予告編は観た人がたくさんいるでしょうけど(すごくたくさんCMが流れていた気がする)、こちら。

          こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話