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想ひでチーズケーキ

さて、チーズケーキである。

今やパティシエさん達の目覚ましい努力により、
様々なスイーツが発売されているが、

今から40年ほど前、昭和50年代あたりの頃は

そこまでケーキに種類もなかった。

当時の定番といえば、ショートケーキ、

チーズケーキ、モンブラン、プリンなどが有り、

チョコレートケーキなどがあるお店はわりと

オシャレなお店だった。


さらに、ケーキを食べる日などは一年のうちでも
限られていた。


誕生日やクリスマスなどは、ケーキが食べられる日だ。

兄弟姉妹が多いと、その恩恵を享受できる日が多いのだ。

ただし、どちらもいちごのショートケーキが主流である。

しかも、今はほどんど見なくなったバタークリ
ームのケーキか

生クリームのケーキなのだがその土台のスポンジのパサパサ感たるや

今のふんわりスポンジなめらか生クリームからは

想像もつかないシロモノだった。


そこへ来てのチーズケーキ。

デパートのモロゾフなどでは、シャレオツな

レアチーズケーキなどがあったが、

郊外の一般的なケーキ屋さんには

そんな小洒落た物などない時代。


だがしかしっ、

アプリコットジャムの乗ったチーズケーキは

美味しかったのだ、今ではほぼ見かけなくなったのだがね。


もちろんホールでの販売はしていない。

8等分にカットされて売られているのだ。

なので、クリスマスケーキや誕生日ケーキには適していない(ろうそくが立てられないから)

そうなると、あとは何かの記念日か

来客による手土産頼りなわけだよ。

ここで、センスのある方はチーズケーキを入れてくるんだ。

センスのないダッセー親戚などは、ショートケーキとプリンとモンブランくらいを
申し訳程度に入れてくる(あとは水ようかんとかだったりね笑)


 今は、コンビニ行けばケーキが売られている。

食べたい時にすぐ食べられるんだね。

ただ、あの頃食べたチーズケーキの味は

やはり忘れられないものなんだなぁ


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