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神山健治監督作、ひるね姫について。

ひるね姫…、とても評価が低い…、というか、認知度がめちゃくちゃ低いだろうから、語る価値があるのかどうかは分からないが、自分は、好きすぎて1万円近くする、スペシャル・エディションのブルーレイを買っちゃうぐらいの人間なので、駄文になるかとは思うが、自分が映画ひるね姫が好きな理由を載せていきたいと思う。

「夢と現実の境目が分からない」、古今東西、様々な映画で試みられてきたテーマだが、この映画もそれらに負けじと、それに愚直に向き合っている。

単刀直入に言うと、この映画は、「夢」が「現実」なのだ。

現実で問題が起きると、主人公の女子高生、森川ココネは、急に、うとうとしてしまい、睡魔に落ちる。そして、現実(リアル)での知り合いなどが、夢のファンタジー世界で、その世界観の住人になって出てくる。そして、夢のファンタジー世界で起こったことを、夢の中で解決すると、ふと目覚めたココネを取り巻く環境が様変わりしており、寝る前に起こっていた現実での問題が綺麗さっぱり解決されているのだ。

夢は現実のメタファー、と、そんな簡単に説明してしても、いまいちこの映画の魅力を伝えきれていないのが歯がゆいが、全てはこの映画のキャッチコピー「夢を見るのには理由がある」に尽きる。

気になったら、レンタル。気に入ったら、購入。ひるね姫好きのファンが1人でも増えてくれると嬉しい。


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