フェミニストの思想なんてもはやどこにもないんだが。

青識先生の言説を久しぶりに見たが、何だかズレすぎだと思うのである。古き良きフェミニズムへの回帰なんてもうないわけである。

フェミニズムといえば「人形の家」から始まると思うが、今の主流のフェミニストたちは(特にツイフェミさんは)「女性は元来太陽であった。だから下々の男どもは女性を神様と仰いで服従せよ。人形の家で大事な人形として扱え」と言っているわけである。

こういうことが明確になった転機はあの「産む機械」発言であろう。

某大臣が「女性は産む機械」と口走ってしまったことがフェミニストさんたちの憤激を買い、「『女性は子を産む機械』発言を絶対に許さない!」ととお騒ぎになってついには大臣は更迭されてしまったわけである。

その後は「結婚は出産子育てのためではない。」とか「男女平等なのだから女性は男どもと違ってその存在だけで尊重されるべきである。」という主張が広がって、下々の男は女性に服従せよ、土下座して自発的に奴隷になれ。それが男女平等ではないか。女性を養うのが男の義務だろう!という話に辿り着いたわけである。

政府もその大臣の失策を深く認識しているからだろう。もう一切女性は子供を産めとはいえなくなってしまった。ひたすらに女性保護の政策をやれというだけになったわけである。

女性側にしてみれば「何にもしないけれど餅だけよこせ」という理想的な状況になったわけである。つまりは「人形の家」で女性をお姫様としてチヤホヤせよ。男どもは無給の執事として女性のために奴隷となって尽くすのが当然ではないか、という考え方が一般化したわけである。

多分、連合とかの左派の男性にはそういう話に迎合する男たちもいただろうし、まだ社会に出ていない学生の男たちも賛同したようである。

多分、社会人の男もアンケートでは「誠に結構なことです。」と返答したようであるが、実際自分が自発的に奴隷となってひたすら女性に尽くし続ける人生は嫌だと考えたのかもしれない。

20歳代での未婚率は70%を超えて、50歳での未婚率ーつまりは生涯未婚を選んだ男たちももう28%に増えてきているわけである。

女性にしてみれば「元来、女性は太陽であった。女性は何もしなくてもエライのだから下々の男どもは女性が何をしなくても命をかけてお守りするのが当然でしょ」と言いたいのだろうけれど、それを実行する男たちは減ってきているというのが現状であろう。

まあ、男たちの中でも、「ご無理ごもっとも」と女性を持ち上げて、捕まえてしまえば釣った魚には餌をやらないで「ああしてこうしてグヘヘ」という人もいるかもしれないが、そういう人たちはしばしばモラハラDV男と糾弾されるようになっているわけである。女性にしてみれば男はカマキリのオスのように交尾後にメスカマキリに食べられる存在であるべきなわけである。

ウーマンリブとか女性の自立を叫んでいた旧タイプのフェミニストたちは新時代のフェミニストたちに吊し上げにされて追放されてしまった。

アンチフェミはまあ、そういう新時代の自分達に都合の良すぎるフェミたちに対してのアンチテーゼなわけである。

そりゃ理性的に考えれば女性がみんな妊娠を拒否したら絶滅するわけである。で、多くのアンチフェミたちは日本が滅びるぞと言えばフェミさんたちも改心してハラハラと涙を流しながら「私が妊娠出産しなければ日本が滅びる。私もあなたのお情けをいただいて子供を産みましょう。ワンオペ育児何するものぞ。うちてしやまむ。次世代の小国民を育てることこそ重要です」と言い出すと信じているということだろう。

青識先生も過疎に直面する某県の偉いさんだということなので同じことを考えているのではないかと思う。

けれども、フェミさんたちは「射精責任だ!男が悪い!男が全部責任を取れ!もっと女性をチヤホヤしろ!男が金をもっと出せ!」と叫ぶ方々である。アンチフェミたちの都合の良い妄想などは一瞬にして吹き飛ばされるのである。

ということになればもう男たちは自滅を覚悟でチキンレースを挑み、未婚を続けるか、未婚のまま自滅して「戦死したお父さんのところに行こうね」という服部時計店とともにゴジラに踏み潰される未亡人と子供達の心境になるしかないわけである。

つまり現代の日本人男たちは帝国日本時代の女性たちと立場を入れ替えているわけである。で、女性たちが「勝利、勝利、大勝利!」と凱歌を上げていても男たちにはそれに対抗する手段はないので敗戦を重ね続けているというのが現状だと言えるだろう。男は負け続けなので逃げ出すしかないのである。もはや地球にはフロンティアはないので金持ちは宇宙に行くだろうし、貧乏人は二次元や妄想の世界に逃げ込むしかないのである。

それではあまりではないかというのが男性学の人であろう。

このおっさんついには人工卵子まで求め出したかw
まあ、体細胞クローンは実現しているので精子同士で子供を作るということも倫理さえ無視すれば可能かもしれんけど。

ちうごくでは母親の卵子同士からマウスが生まれている。倫理さえ無視すればもはやかなりのことが可能ではある。

女性がフェミニズムで「女性は産む機械ではないのだから子供を産んでもらうためには大金を積め。土下座して奴隷になれ!」と言い出しているわけだから、男性の生存戦略としてはもうリプロダクションを女性から奪い取って人工子宮を開発しようぜというのが男性学の極北であろう。

まあ、女性のわがままには付き合ってられないという人たちの出現である。

多分人工子宮はまだまだ実用化はされないから女性の地位は安泰だろうと思うけれど、もし人工子宮が実用化されることになればきっとそれは女性に破壊されると思うんだよね。

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