結婚B②

いや、徹底的に小魚先生の理想の結婚を目指してもらってもいいのではないか。つまり、女性が気に入らなければ自由に夫をモラハラDV犯人と認定できる。夫に自覚がなくても証拠が何もなくてもOKである。で、子供を連れて自由に子連れ別居できる。男の親権など糞食らえである。つまり本質的には女性の単独親権ということになる。

無論離婚は夫が反対しても速やかに成立する。慰謝料もコンピもがっぽり取れる。たとえ妻側が不倫して有責であったとしても夫がDVのため有罪とすればいい。もちろん、財産は折半である。

面会交流とか糞食らえ!もう夫は他人なので子供など会わせる必要はない。逆に養育費の請求は罰則のある義務として夫にかかるわけである。たとえ夫が離職して収入がなくても強制的に払わないといずれにしても収監して強制労働させることになる。夫が訴訟を起こす権利は禁止になる。もちろん、親権を変更させる申立ても禁止である。養育費は元妻側の請求通りに払わなければならず、減額は認められない。

養育費は父親の経費となるのでたとえ月に何十万円支払おうと妻の収入にはならず、元夫側が税金を支払わなければならない。なので、妻側はその上に児童扶養手当も貰えるし、高校などの優遇措置も受けられるわけである。憲法24条の問題はイチャモンにすぎないと思うけれど、離婚が成立しているけれど、子供の親権が共同親権だから新しい彼氏と結婚できないなどというのは詭弁であろう。そうであれば、別居後新しい恋人とよろしくやって妊娠しても、離婚後すぐに再婚できて生まれてくる子供の父親を新しく結婚した彼氏にせよっていう法改正自体なんのことかわからなくなるわけである。

現状でも再婚した後の養子縁組については実父の了解などなしに行われているわけである。特別養子縁組でなければ戸籍上は関係性が残るとはいえ、何の了解もなしにいきなり「再婚相手と子供が養子縁組したのでもうあなたは無関係の他人です」という通知を送られて絶望に陥った元父親の事例はツイッターでもかつて何人か見たことがある。

フェミニズムから言えば男どもがいきなり子供との縁を切られて樹海にでも言ってくれればそれほど幸せなことはないということであろう。というか、男が死のうが自殺しようがフェミニストはそんなこと一切関知しません。男が泣こうが喚こうが女性さえ幸せであればいいのですということになるだろう。

父母以外の親族申立てケースについては例え父親が虐待犯だったとしてもそれには関係していない事例が多いとは思うが、連座制ということかもしれない。憎い元夫の親族である。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いということで、親族一同絶望の淵に立たせてやると幸せホルモンが大量に出てくるということかもしれないし、単に核家族、個家族という感覚からは祖父母など単なる他人であるべきなので没交渉であるべきということかもしれないわけである。いや、これは育児においてジジババなどを無視するとしんどいだろうなあとは思うけれどそういう宗教であれば仕方がないであろう。

DVの恐れや協力義務の曖昧さについてはまあ同意である。家庭によって状況が違うので、その語の示す意味が揺らぐことはあるだろうけれど、一定の解釈は統一すべきだと思う。私はDVの恐れはDVの事実は一切ないけれど、今後DVが起こるかもしれないから妻側が夫を予防的に排除したいという意味だと受け取ったわけである。

まあ実務家にしてみれば妻側が正義、夫は邪悪な犯罪者という定型で夫を追放して養育費というお金を強制的に支払わせるという処理をするのが一番簡単であることはわかるわけである。ただ、もうその定型作業は多くの人に知られてしまっているので、特に男性が(左派やフェミニスト男性を除いて)そんな危険な「結婚」に近寄るのかというところが疑問ではある。

女性にしてみればいつでも逃げられて必勝体制を作れるというのは安心だろうけれど、男側はいつ嫁さんと子供に逃げられるかわからないわけである。で、逃げられたら金はとられるし、子供とも今生の別れとなる可能性が70%である。

それならリスクを取らないためにはシングルを選択する男たちがもっと増えてもおかしくないわけである。女性たちはそういう無茶な条件でもmy prince will come〜と歌っていられるかもしれないが、私にはその楽観はないのである。

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