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育休制度が変わった

2022年の4月から育休の法律が変わったそうですね。最近こんなニュースをよく見るもんだから、男性の育休が話題になりがちな気がします。

「育休をとった」「育休をとりたかったけど、実際は無理!」「育休とったけど、実際何もしていない」「育休?取りたくもない」

いろいろな意見があるようです。

ただ・・・育休をとるかとらないかが問題なのではなくて、育児にどれだけ関わるのかという意識の方が大切だと思います。

育休の期間だけ育児やって、「オレって育児めちゃやったから」とどやられるのは、なんか嫌です。もちろん全くやらないよりはいいんでしょうけど・・・。

経験は絶大なる価値

私の知り合いで実際にいる方々を紹介します。

おむつ替えができないという人がいます。まだおしっこだけならできるそうなんですが、うんちもしていると無理だそうです。理由は「やったことがないから」

また、子どもの面倒が一人で見られないという人もいます。数十分はいいらしいのですが、2時間は無理だそうです。理由は「泣いたとき、どうしていいのかわからない」

また、「別の部屋で寝て夜泣きで起きないようにしているんだ」と豪語する人もいます。理由は「夜しっかり寝ないとダメだから」

さて、この方々へのツッコミをどうぞ!コメント欄をぜひ使ってください。

この方々にとっては、育休がとれていたら変わっていたのかもしれません。おむつを替える、一日面倒を見る、夜泣きに対処するということを嫌でも経験するからです。

何度か経験してしまえば、事態を予測できるようになり、ある程度対応していくすべを身に付けられます。対応する大変さも分かるので、パートナーへのケアもできるようになるでしょう。

育児の大変さ、不確実さを経験して理解し助け合えると、もっとステキな社会になると思うんですよね。優しい世界を目指して。私も子どもが手を離れるようになったら、そういった人たちを積極的に助けてあげたいと思います。

小学校時代こそ休業を!

今年度、私は育退をしました。育児休業ではなく、育児退職。長男が少1、次男が年少です。この年齢で育児を理由にした育休はありません。だから育退しました。

でも、この年齢こそしっかりと子どもと向き合うべき時だと私は思います。育休が育児に向き合いたいときにいつでもとれるっていう風になればなぁ、、、なんて。

子どもが大きくなってくれば、一人でできることが増えてくるため手がかからなくなる。だから、小学校に入れば子育ては楽になり仕事に精を出せる。こう考えている方も少なくないかと思います(これに関しては完全な思い込みですが・・・)。

ただ私は前職が小学校教員ということもあり、小学校時代の親の関わり方というのは非常に大事だと考えています。だから育児退職しました。

では、幼稚園・保育園(幼保)と小学校での違いを基に、私が子どもともっと向き合おうと決めた理由をまとめます。

① 学習

一番大きな違いです。幼保は「遊び」が活動の中心です。活動を通して学びを促します。一方、小学校は「教科書」で学びを促します。つまり、本人の意思と関係なく教科書に書いてある内容を学ばなければいけないのが特徴です。

そしてその学習に評価がつきます。子ども目線で言うと、通知表です。絶対評価といえども、他者と比較される機会が増えます。◎がいくつだっただの、△があっただの。

勉強が苦手な子は、劣等感を抱きやすくなります。また、勉強ができる子でも、◎が多い。つまり、勉強ができていることだけで自分を肯定する子もでてきます。

共通して言えることは、自己肯定感が育まれにくいということです。

そんな他者比較されやすい環境だからこそ、子どもは保護者からの成績と関係のない無条件の愛情の価値が高まります。無条件の愛情を感じることで自己肯定感が下がるのを防ぎます。

そのため、保護者に子どもと向き合う「心のゆとり」が必要なのです。ゆとりの大切さについてはこちらの記事で詳しく書いていますので、よければご覧ください。

仕事の優先順位付けを適切に行い時間管理をして、気持ちをうまく切り替えられる人は、仕事をしていても子どもに「心のゆとり」をもって関わることができるでしょう。

ただ私にはできませんでした。

仕事がうまくいかなかった日は引きずるし、忙しいときは子どものちょっとした話を聞くこともできないときがありました。

子どもの話を目を見て笑顔で聞く。

勉強の楽しさを味わわせるのは教師だけではありません。保護者が子どもに学ぶことを「何それ。教えて。」と興味をもって聞くことでも、勉強って楽しいなと思えるようになると思います。

② 時間

ちょっと①を熱量高めに書きすぎました笑。もっと簡潔にします。

結構驚く方がいると思うのですが、幼保よりも小学校の方が早く家に帰ってくるのです。

幼稚園から子どもが帰る時間は15時が多いかと思います。当然保育園に通う子はもっと遅いですね。

小学校は、早い日は5時間授業で、14時30分に下校です。たかが30分かと思うかも知れませんが、毎日の30分は大きいですよ。

一番差があるのは、夏休み期間です。私の地域、園での話をします。

幼保は8月の中旬が夏休みです。2週間ほどです。一方、小学校は、7月の終わりから8月の終わりまでです。

・・・言わずもがなですね。

子どもが家に長く居ると言うことは、親と過ごす時間が長いということであり、見える部分が多くなるということです。

気をつけていないと小言のラッシュになりそうですね笑。

③ かわいさ

この章は個人的な感想です笑。いくら手がかかるといえども、幼稚園児、保育園児はかわいいものです。ちいさいし、無邪気だし、素直で笑顔いっぱいです。

で、小学生・・・。

一人でできることは増えます。手伝いだってしてくれるときもあります。でも大きいです。悪知恵もつきます。怠け心だってでてきます。もちろんかわいいけれども・・・

かわいいだけではすまされない時もありませんか・・・?笑

④ 学習の定着

③でちょっとおちゃらけたので、ちょっと真面目に。

幼保は学習内容を家でもやってということはありません。幼保は幼保で完結します。でも、小学校は宿題という学校の延長を家でしなけれないけません。まれに宿題がないクラスというのもあるかもしれませんが、大抵はあるのではないでしょうか。

ではそもそもなんで宿題ってあるのでしょうか・・・。

小学校では1年間で学習しなければいけない内容は決められていてそれをもとに単元計画が組まれています。結構ぎちぎちに。

しかし、その計画にテストをする時間はないのです。行事の準備や練習の時間もないこともあります。でもテストや行事はしなければいけません。だから担任が時間をやりくりして捻出するしかないのです。

そんななか知識を定着する時間の優先度は下げられます。復習の大切さは語りながらも、復習の仕方を教えたり、練習させたり、実践させる時間など皆無です。

子どもへの熱量が高い先生は在校時間で定着させようとします。ただ先ほども言ったとおり復習にかけられる時間はないに等しいです。当然何かの時間を短くして時間を生み出します。さて何の時間が失われているのでしょうね笑。

ともかく学校では定着の時間がないので、先生方は宿題という名のもと、家庭で定着の時間を補います。ここに宿題の一つの意義が見えてきます。学習内容を定着させるということです。

つまり、学習内容が定着したかどうかは、親御さんの関わり方によっても変わるのです。

たまーに、「勉強どう?大丈夫?」と言ったところで、子どもの本来の定着度が分かるわけがありません。宿題なり市販のドリルなり通信教材なり媒体は何でもいいのですが、いわゆる勉強に寄り添っておくことが大切です。

定着の時間だから教えなくていいんです。できなくても焦る必要はありません。いいのです。できないから繰り返しやってできるようにしていくのです。

一緒に問題見て何だろうって考えたり、できたらやったねって言ったりするだけでいいです。すると見えてきます。お子さんの本当の学力。傾向。がんばり。それこそが子どもと向き合うことだと思います。

最後に・・・

今回、経験を増やすことって大切だよねと伝えようと思って記事を書き始めましたが、いつのまにか小学生の時こそ子どもと向き合うの大切だよねに変わってました笑。

そのせいで読みにくくなってしまいました。すみません。首尾一貫の大切さを改めて感じました。

ま、でも、論文でもないし、出版するわけでもないので、許してください笑。
がんばりを認められると、結果がだめでも次がんばろうってなるじゃないですか笑。

こんな文でも最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。

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