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「よくやれてる」(カウンセリングの記録)

先週の金曜日のカウンセリングは、午後に時間をずらしてもらった。
このところ生活リズムが後ろにずれていて、午前中に起きることが難しそうだったからだ。

カウンセリングの前にも少し作業できそうな時間にしてもらったのだけど、結局、間に合うようにゆっくり布団から出ただけで、何もしなかった。
大きな罪悪感にうちのめされながら向かう。

始まって早々に「元気ないよね」と言われる。
確かに顔にも声にもしょぼくれた感じが出ている。
わかっているけれど、自分でもどうしたらいいのかわからない。

先週は月曜日からそこそこに作業ができていたことを話す。
「不利な状況の中でよくやれてる」と言われた。

研究室やロッカーが無くて、図書館まで毎日文献を持って行っていること。
図書館では飲食禁止だから、ちょっと小腹が空いた時に何かを食べるのにもいちいち移動しないといけないこと。
知り合いに会わないから、誰とも話せないで気分転換ができないこと。

確かに客観的に考えたら「やりづらい」環境なのかもしれない。
これが私にとって当たり前だから、「不利だ」と言われても今一つぴんとこない。
従って、せっかく「よくやれてる」と言われても「そうなのか?」と思ってしまい素直に受け取れない。

研究室のデスクは抽選制で、私は休学していたから、知らない内に抽選が終わっていた。
ただ、当たったところであまり行かなかったかもしれない。

院生研究室の上の階には教員の研究室が並んでいるのだが、あまり顔を合わせたくない教員が何人もいる。
講義や発表の場で院生の落ち度を大声で責め立てるような人たちがすぐ上にいて、まして階段ですれ違うこともあるかもしれない場所で安心して作業に集中できるかと言われれば、そうでもないだろう。

「よくやれてる」か。
自分ではあまりそう思わない。

寒くなってから、低気圧のおかげで耳鳴りや頭痛が増えている。
気分が落ち込んでいるのもその影響だろう。

天気に調子を左右されるなんて、難儀な体になったものだと思う。
もう影響を受けない体には戻れないのだから、受けいれていくしかないとわかっているけれど、それでも。
もっと頑丈であればよかったのにと思ってしまう。
頑丈だったら「よくやれてる」も素直に受けとめられただろう。
いや、これは考えすぎか。

カウンセリングの最後には、睡眠時間を長めに、生活リズムを崩さないようにやっていこうと言われた。
私もそうしたい。
次の原稿提出が迫っているから、せめてそれまでは。

最後までお読みいただきありがとうございます。 これからもたくさん書いていきますので、また会えますように。