新しいギターが欲しくなった ③社会人編
大学卒業後は普通のサラリーマンとなり、継続的な音楽活動は終了しました。
その後、2回程演奏をする機会がありました。
社会人になって三年が経った頃、大学時代にサークルメンバーの溜まり場だった喫茶店のママさんが亡くなられ、追悼ライブを開くことになりました。3年ぶりの演奏はベース担当が脱退したので、後輩にベースを頼んで演奏をしました。
久しぶりのバンド練習とライブは楽しいものでしたが、継続することはありませんでした。
そこから10年が経ち、私の結婚式の二次会でライブをやることになりました。ここでもまたメンバーが二人抜けました。ドラム担当とセカンドギター担当です。サークルの先輩、後輩に手伝ってもらいライブは無事に演奏することはできましたが、ドラムとベースが抜けてしまい、もうバンドは完全に解散状態になりました。
「もうライブで歌うことは二度と無いだろうな…。」と思ったものです。
そこから更に月日が流れ、今から十数年前、サークルのOB達が当時のメンバーを集めて、年に一度のライブを開催するようになりました。
私たちのバンドにも誘いがあり、メンバーはやりたいと言ってきましたが、私はどうにも気乗りがしませんでした。
なぜなら、当時の私はIT企業のサラリーマンから庭師に転身して月日が浅く、肉体的にも精神的にもバンドをやる余裕はありませんでした。
何よりも全く歌っていなかったので、歌う自信がありませんでした。(飲み会の際にカラオケに行っても、高音が全く出なかった。)
バンドのメンバーには「俺はやらないよ。」と断ったのですが、バンド再開を望むメンバーは諦めきれなかったみたいで、私を説き伏せるために飲み会を開きました。
久しぶりに会って酒を汲み交わすのは楽しく、良い感じに酔った私にメンバー達は、
「バンドやろうぜ。取り敢えず再開してみようよ。」 と説得に掛かりました。
(こんな言い方ではなかったな?(^_^;) )
しかし私の心の中では
腹筋鍛えて歌の練習しなきゃならないよな…
歌詞も覚えなきゃならないし…
庭師になってから休みは週一だからキツいよな…
ちと面倒くさいな…
でも、音楽スタジオに入るの楽しいんだよな
ライブでの達成感が懐かしいな…
何よりコイツらと会って酒が飲めるしな…
と様々なことが頭をよぎり、遂に「分かったよ。じゃ、やるよ。」とポロっと言ってしまいました。
翌日目を覚まし、「昨日バンドをやるって俺は言っちゃったよなぁ…。う~ん、仕方ないか…。まぁ取り敢えずやってみるか。」と気持ちを切り替えたのを覚えています。
こうして長い時を経てバンド活動が復活しました。ドラムとベースは後輩が加入してくれることになり、年に一度のライブに出るようになりました。過去にやったコピー曲をやったり、過去のオリジナル曲をやったり、そしてコピー曲の新曲をやったり。マイペースで楽しく音楽活動をしていきました。
今から6~7年前、ふとミニギターが欲しくなりました。歌を歌うには伴奏が必要なので、自宅で好きな時に気軽に弾けるギターが欲しくなったのです。
また、練習で音楽スタジオに入ると、楽器担当者は楽器のセッティングをしウォーミングアップをしますが、その間ボーカルの私はすることがありません。喉のウォーミングアップはしますが、アカペラでは何ともやりづらい。なので、エレキギターのようにアンプに繋いで音が出せるエレアコ(エレクトリックアコースティックギター)が欲しいなと思いました。
そこで色々と調べた末にネットで購入したのが、Taylor社 の Baby Taylor です。実売価格で6万円弱でした。
『Taylor社 の Baby Taylor』
楽器店で実物を見ることもなく、試し弾きすることもなくネットで購入したので、初めて手にした時の感想は、「ちっちゃ!」でした。ところが鳴らしてみると、想像以上の音量に驚きました。さすが世界で一番売れている Taylor社のギターだなと思ったものです。
やがてコロナ禍になる直前にバンドのメンバーが一人増えました。自身のバンドが解散状態になってしまい、行き場がなくなってしまったギター担当の後輩です。うちのバンドに入りたいと言うので、断る理由も無いし、楽しく音楽ができれば良いので快諾しました。ただしギター担当が2人になったので、選曲には若干苦労することとなりました。
その後コロナ禍に突入し、年に一度のライブは休止し、バンド活動も休止となりました。
今年に入り、コロナもある意味落ち着いたので、バンド活動を再開したのですが、後から加入したギター担当が家庭の都合で抜けることとなりました。
それまでエレキギター2本を考慮して選曲をしていたので、選曲をし直すことになりました。ただし私がどうしても歌いたいバラード曲 (斉藤和義さんの『歌うたいのバラッド』) があったので、その曲は引き続きやることになりました。
でも…
「う~ん、ギターが足りない…。」
「アルペジオ (和音を分散させて弾く奏法) だから、アコースティックギターでも代用できるよな…。」
「俺が弾くしかないよな…。ギター弾くの下手くそだけど…。」
と言うことで、その曲については私がアコースティックギターを弾きながら歌うこととなりました。
手持ちのミニギター (Baby taylor) はエレアコなのでアンプに繋げて音を出せるのですが、さすがにバンドの中で使用するには力不足です。
そして再び新しいギターが欲しくなったのです。
ギターを買うのは最後になるかもしれないので、そこそこの性能のギターを入手したいと思いますが、とは言え高価な物を買う余裕もないので、20万円以下のギターをリサーチしてます。
候補は…
Taylor 214cs Rosewood
K.Yairi YW-1
Takamine DMP50S WR
もうすぐ買います。
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