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古本屋と本屋と雑貨屋の未来を考える。

ブックオフに時々行く。そこで何を見ているかと言うと雑誌の価格である。
わては、雑誌を集めている。(古本屋計画の一環なんだけどね。)
で、この1年で我が街のブックオフは、ハードオフ(中古品売買)が一階に
来て売り場を広げ(趣味の道具。音楽、大工、ゲーム関連)
ブックオフは、2階に追いやられ(笑 文庫は、100円(税抜)の棚や
単行本の棚は変わりわなく、わてが集めている雑誌は、100円の価格帯は
一挙に無くなり、300円ー600円が中心価格帯になっていた。
(買取価格も雑誌は、数十円は上がっているらしいが。)

流通する雑誌の数が減っているから、古雑誌の価格が上がるのは、市場の原理通りなんだけどね。
(これは、メルカリやヤフーフリマもそうだけど、古雑誌は、最低300円以上じゃないと送料と手間を考えたら割が合わなくなっているからね。)

わては、単行本とか文庫本は集めてはない。
古本屋になってからも、集めるという視点は少ない。
カフェも兼ねるからでもあるが
古本屋の運営を考えると
もう雑誌や本は、雑貨になっていると思う。
(部屋の飾りである。)

これは、
本や雑誌そしてあらゆるものが、インスタとメルカリが出た時点で、「雑貨」になった感がある。
買った時点での昂揚感。そしてインスタに上げた時点での昂揚感。(いいね。や好きが多くついた時の昂揚感)
それ以降は、ただモノとしてある。
(例え、本の内容に得られる物があったとしても
それにかける時間との比較では、先の昂揚感に負ける。)
そして、それを簡単に売り払うことも出来る。
(それも、ほぼ買った値段やそれよりも高く。)
物が生まれた頃から存在する時代は、
欲しいものが存在する時代と違うのだろう。
(満たされる具合)




わては、既存の古本屋さんと交渉して我が倉庫古本屋の棚にそこの在庫を置くことを考えている。(売れた場合の%受取りや定額(月)など受取金(売上の一部)の手段はいろいろあるだろう。単価は所有古本屋さんが決めればいい。)

わてが考えているのは、
継続性(出来るだけ、維持固定費を小さくして
継続的に何年もほそぼそでもいいから、続けることが、これからの時代だと
思っている。)
流動性(商品が常に回転していて、お客の驚きや発見等感動が
訪れる度にあること。=再訪問という来店回数につながる。)
である。

時代と共に本屋や古本屋もどんどん減少していくだろうし
それに贖う(反抗)しても個人の力では、時代の激流には無力だ。

ただ、流されながらも向こう岸のどこに着くかは、見極めながら
すこしだけ流れの変化に乗り、自分の理想に少しでもたどり着きたい。

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